名古屋港にある水族館のお話です。
館の目玉の展示は、巨大水槽に放たれている、
マイワシ3万5千匹が、
天敵のサメやマグロから身を守りながら群れで泳いでいる水槽だそう。
その水槽で人気なのが、
マイワシが渦状になって餌を食べる「マイワシのトルネード」。
ところが、その水槽に最近異変が起きたのだと。
通常イワシは、群れをなして泳ぐ習性があるけど、
それをはずれて泳ぐ、勝手ものが出てきたそうなのです。
原因は水槽内にいる天敵の、マグロやサメが本気でマイワシを襲うことがないから。
なんでも水族館では、展示してあるマイワシが天敵に食べられてはまずいということから、
マグロやサメにえさを与え、満腹状態にさせていたのだとか。
それを知ってか知らずか、マイワシたちに緊張感がなくなり、
群れからはずれるものが出てきたと考えたそうです。
これでは、名物の「マイワシのトルネード」が見られなくなってしまうと危惧した担当者は、
三重で養殖されているマグロ11匹を水槽内に放ったのだそうです。
これのお陰で、一気にマイワシたちに緊張感が増し、
勢いのある水槽へと変わったそうです。
平穏な場所にいると魚でも「たるむ」なんていう現象が起こることにビックリ。
そして、それよりも、勝手に捕らえ、水槽に入れ、展示して、
勝手に天敵にえさを与えて長閑な水槽にしておいて、
今度は、緊張感がないからとお腹をすかせた天敵が放たれる。
そんなマイワシたちのことを考えたら、
人間って勝手な生き物だな~と、
またまた思わされましたです

このネタの元のニュース記事です。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5292634.html