地方の観光名所で、いつもと変わらぬ叩き売り口上が遠くから聞こえながらの、のんびりムードのオープンニング。
『おう、釣りはいらねえよ』と威勢の良い声
キーポイントとなる人と出会い、一瞬で家族のような付き合いになり、
そして、マドンナと出会う。
恋に落ちたかな~~というところで、地元柴又へ久しぶりの帰京・・・・
『男はつらいよ』シリーズは、最初から最後までパターン化されており、
家族との久しぶりの再会も、
その後マドンナが柴又の寅さんのいる団子屋に訪ねてくるのも、
結局、他の人と結ばれるのを手助けしてしまう寅さんも、
全部同じ展開。
でも、それがなんだか安心で、面白い。
つい寅さんに型入れしてしまって、結末は分かっているのに応援してしまう。
寅さんを観ると感じる想いを、
昨日観た『パイレーツオブカリビアン~生命の泉~』に感じました。
もちろん全く内容は違います。
ですが、
ジャックが登場するオープニング、大きな組織に捉えられそこから逃げ出すシーン、
仲間との再会、敵との出会い、
目的に向かうにあたっての敵、仲間との出し抜きあい・・・・
このパターンが
第1話から3話、そして今回の4話までほとんど一緒で、
最後まで話の展開がだいたい予測ついてしまいます。
だからといって、つまらないわけではないのですが、
もう、もはや面白いとか、面白くないとかそういうレベルではなくなってきていて、
どうせならこのまま、ずっと続けていけば良いのにと思いました

因みに寅さんシリーズの中で私は
『寅次郎あじさいの恋』(第29作 マドンナ石田あゆみ)が好きです。
