マルク・シャガール「愛しのベラ」

模写絵師つねきち油彩にて(2024年3月1日完成)

 

マルク・シャガールは1887年に

ロシアで生まれ

フランスで活躍をした画家です。

 

彼は生涯を通し、先立った妻の

ベラ・ローゼンフェルトを愛し抜き

作品の中の多くに

ベラを登場させています。

 

その中の一つ

「愛しのベラ」は

誰もが一度は目にしたことが

あるほど有名な作品です。

 

つねきちは、実にふんわりとしていながら

力のこもった描線で仕上げられた

この絵を完成させるのに

3年の月日を費やしました。

 

描きながら、つねきちは

じっとベラを見つめていました。

整った顔立ちと陶器のように透き通った肌。

 

 

何よりも無機質で

誰よりも心豊かな絵の中のベラは

まるで鏡のように煌びやかな光を

つねきちの瞳に注いでくれました。

 

赤・青・黄の三原色と

黒・白の全てが混ざり合った

幻想的な世界。

ベラのつぶらな瞳には

この世の全てを

包み込むような優しさが

込められています。

彼女の周りを取り囲むのは、

闇を溶かす天使たち。

 

抱えきれないほどの花束、

未来を見つめるような瞳の赤い馬。

そのどれもが

こぼれ落ちそうなほどの

愛情で満たされているのです。

 

つねきちの「愛しのベラ」が放つもの。

それは「最上の幸福」

そして

「誰からも迫害されることのない愛」。

 

無邪気で繊細で力強い、

魂の原点を思い出させる

つねきち渾身の一枚です。

 

 

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

 

 

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