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アンリ・マティス 紫のコートの女 1937年

 

油彩にて 模写絵師つねきち

 

 

ついに仕上がりました!

 

母からのリクエストで、つねきちに描いて貰った

 

マティス 紫のコートの女

 

 

 

↑こちらは昨年撮影したもの。

 

最近のつねきちの油彩は、じっくり、じっとり。。。

 

丁寧に色を作り、丹念に塗りこめる。

 

今回も他の作品を手がけながら

 

半年以上かけて、描き上げました。

 

 

 

ヒロインは、シベリア出身のロシア女性

 

リディア・デレクトルスカヤ

 

マティスは彼女の事を

 

これまでに見た事がないくらい美しい

 

「雪の女王のよう」と絶賛していたそうです。

 

 

早くに両親をなくしたリディアは

 

ロシア革命でフランスに亡命をし

 

ダンサーやモデルのアルバイトをしていました。

 

そして、マティスの病身の妻の世話をする事となりますが

 

その美貌の虜となった

 

マティスの愛人として

 

その生涯を支え、共に生きる事となり

 

リディアはマティスの

 

やり手のマネージャーとしても活躍していました。

 

 

 

人物の顔をあまり描きこまない

 

マティスの手法は

 

人の表情を描けない、つねきちにとって

 

お手本にできるものです。

 

 

もっとも、つねきちの描いた顔は

 

それよりもシンプルで

 

見る側の想像力を掻き立てます。

 

 

色鮮やかな花瓶と花

 

そしてみずみずしいフルーツたち

 

この部分だけでも立派に装飾画としての

 

勤めを果たしてくれます。

 

 

使用人としてやってきた

 

金髪・青い目・澄んだ肌を持つこの女性は

 

いつの間にかマティスの心を掴み

 

モロッコ調の衣装に身を包みながら

 

女帝のように悠々と

 

自信たっぷりに微笑んでいます。

 

紫は勝ち誇る女性の色。

 

そのコートに身を包み

 

カウチの空間から、家族を見守っている

 

心強い母のようです。

 

 

 

本日もご覧いただき、ありがとうございます。