心霊スポットを探訪する番組「グレイヴ・エンカウンターズ」を製作しているランスから送られてきたテープを編集したとされる作品。 
ランスらグレイヴ・エンカウンターズの製作メンバーはかつて精神病院だった建物を訪れ、そこで一晩を過ごすことになる。 
最初はふざけ半分で撮影していた彼らだが、不可解な現象に遭遇し、撮影を中断して引き上げようとする。
しかし、メンバーの一人が器材の回収に行ったきり戻らなくなった。 
さらに、出口であるはずの扉を壊して外に出ようとするのだが、扉の向こうに広がっていたのは何故か同じような廊下だった。 
状況が飲みこめないまま、脱出しようとする彼らに、想像を絶する恐怖が襲い来る・・・。 

はー、めっちゃ怖いやん、これ。 
筋は最近流行りのモキュメンタリー(フェイク・ドキュメンタリー)形式。 
グレイヴ・エンカウンターズのメンバーが遭遇する超常現象も、けっこうベタというか、よくあるパターン。 
効果音もありきたりというか、「ホラーといえば」みたいな音。 
でも、この「ありきたりな現象」が怖い! 
そんで、出られるはずの扉をこじ開けたら、出口じゃなかったっていう絶望感と、どれだけ時間が経っても夜が明けないっていう絶望感・・・これが絶妙。 
モキュメンタリー物はけっこうがっかりするパターンが多いからあんまり期待してなかったんだけど、これはけっこう怖かったね。 
スプラッターはほとんど無いので、ゲログチョが苦手な人でも手軽に恐怖を楽しめます(笑)