原題は「Don't Be Afraid of the Dark」 

両親が離婚した少女サリーは、それまで一緒に暮らしていた母親のもとから父親のもとに引き取られることになっていた。 
建築家である父アレックスとその恋人でありビジネスパートナーでもあるキムは、サリーと一緒に、修復中の古い屋敷で暮らすことになる。 
しかし、サリーは父の新しい恋人であるキムと馴染もうとしない。 
一方、かつて動物画家として有名だったブラックウッドのアトリエでもあった屋敷には、封印された地下室があった。 
さらに、その地下室にはボルトで閉められた暖炉の灰溜めがあり、サリーはそこから自分の名前を呼ぶ不思議な声を聞く。 
その声に興味を持ったサリーは、暖炉の灰溜めの留め具を外してしまう。 
やがて、そこに閉じ込められていた「何か」が家の中を徘徊しはじめるのだった・・・。 

いやー、久しぶりに怖いのん観た。 
ほとんどのホラー映画…特に「家」を舞台にしたホラー映画って、「そこに何かいそうでいない恐怖」を描くことがほとんどなんだけど、この映画は真逆で「何かが確実にそこにいる恐怖」を描いている。 
スプラッター要素は皆無で、むしろファンタジー色の強い作品なんだけど、でもけっこうハラハラできる内容。 
主人公サリーのことを一生懸命受け入れようとするキムの母性に感動するけど、その感動を逆手に取ったラストも秀逸。 
ていうか、オチがかなり面白かった。 
「おおっ、そうなるっ!?」って感じで(笑) 

でもねー、肝心のサリーを演じる子役がぶっさいくなんだわー(笑) 
ブルドッグ顔って言うのかな。 
もうちょっと儚げで可愛い子だったら、もっと物語が悲劇的に彩られて良かったかも。 

ま、全体的には、久々に面白いホラー観たって感じで◎。