機動戦士ガンダム 赤の軌跡
第八章

百式
型式番号:MSN-00100

武装:ビームライフル、クレイバズーカ、ビームサーベル×2、頭部バルカン、多目的ランチャー

Front View

エゥーゴがアナハイム・エレクトロニクス社と共同開発していた可変モビルスーツ・コードネーム《δガンダム》(デルタガンダム)は、しかし、変形に伴い要求されるフレームの強度不足により、変形機構をオミットされて百式へと完成させられた。
特徴的なカラーリングは、耐ビームコーティング機能を持つ特殊な塗装である。
また、《百式》というネーミングは、主開発者であるM・ナガノ博士による「百年、運用に耐えうる性能であるように」との願いから付けられたものである。

Rear View

エゥーゴに配備されてからは、クワトロ・バジーナ大尉の乗機として運用され、多大な戦果を上げる。
また、汎用性の高さとジェネレータ出力の高さから、メガ・バズーカ・ランチャーの運用試験にも貢献した。
グリプス戦役終盤で、アクシズ(ネオ・ジオン)のハマーン・カーンが駆るキュベレイと交戦し、大破。クワトロ大尉はそのまま行方不明となるが、本機は修復され、後に勃発した第一次ネオ・ジオン抗争の終盤まで運用されることとなる。


ビームライフル


クレイバズーカ


ビームサーベル


多目的ランチャー



デュアル・アイ・センサー


カメラ・アイ、走査線モード



フレキシブルバインダー

変形機構をオミットされた百式であるが、バックパックに装備されたフレキシブルバインダーは可変機として開発されていた名残の一つである。


また、脚部にもウェイブライダー形態への変形機構の名残が残されている。
これらの技術は、ガンダムMk-IIに採用されていたムーバブルフレーム機構を登載するなどのブラッシュアップが行われ、後にゼータガンダムの完成に繋がる。


MG 百式 Ver2.0

シャアが搭乗した中では、随一のスマートさを誇るであろう百式。

これにて、【赤の軌跡】第二部:グリプス戦役編は終了。
新たな時代へと進み、赤の軌跡はまだまだ続く…。



To be continued...