黄昏時の風の涼しさに秋の気配を感じるであろう時期、
非日常を体験すべく、行ってきました。
夜6時30分から催されるということでしたが早めに現地へ。
その日が日曜日ということもあり、一時間前から長い行列。
薄暮の中の糺の森、気温は30℃ぐらいだったか、まだまだ暑く、
過行く季節に抗うように鳴くアブラゼミの声が響きます。
そして容赦のないヤブ蚊。行列に並ぶ人達は格好の餌食です。
定刻より10分ほど経ったでしょうか、行列が動き出し、開催区域へ。
糺の森を、巨大な卵型の発光体で照らすという企画。
フラッシュ撮影並びに「自撮り棒」による撮影は禁止されていると
いうことで、このような被写体は携帯電話、スマートフォンなどで
撮影すると上手く撮れないことが多いです。
スクリーンに映し出される蛍をスチル撮影した人居るのかな?
撮影したくなる気持ちもわかります。
だが、そう易々と撮影させない…よく出来た企画です。
下方向からの明かりに照らされる木々。
照明の色は時差設定により変化するようです。
青い光を当てられると、また違う雰囲気になります。
こういう変化を楽しむのです。
歩いて行くと、卵型の発光体が幻想的で美しいです。
イロハモミジが映し出されて、おとぎ話の世界に迷い込んだよう。
この卵型の発光体、高さが150cm~2mぐらいありまして、
ビーチボールのような感触です。いつの間にか、それに囲まれた!
丸いものには、角が無い。心をほっこりとさせる形状ですね。
鳥居が見えてきました。
南口鳥居から楼門へ向かう人の流れ。
よって、スマートフォンの映り込みが多いのです。
まー、これは仕方が無いですね。
更に人ごみをかき分けていきます。
楼門が美しい!
撮影している左側には、さざれ石が有る筈なのですが、
今回は見逃してしまいました。
楼門を潜りますと、球体が宙を浮いています。
単調にならないように、趣向を凝らしていますね。
舞殿の中に、発光体が鎮座しています。
しかし神社の関係者の方々、こういうイベントに好意的なのですね。
総合的に見て、発光体の数はイメージしていたよりも若干少なめ。
幾つかは破損したのかな?それでも十分楽しめました。
帰り道は秋の虫の鳴き声が響いていました。