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昭和レトロ。
 
今から約四半世紀前までは元号が昭和でした。
 
四半世紀って、早いですね。あっという間でございます。
 
 
昭和時代は64年まで続きました(実際は62年と2週間)が、
その中ごろの時代に色んな物が作られては売れ、モダンな
デザインのものから失敗作まで、玩具箱をひっくり返したような
 
そんな時期があったと聞きます。
 
ポータブルレコードプレーヤーなども、その一つではないでしょうか。
 
レコードプレーヤーが持ち運べるという、当時としてはかなり
斬新な着眼点で、よく普及したそうです。
 
その配色が後の任天堂のファミリーコンピューターに影響を与えたか
どうかは定かではありませんが、赤と白のツートンカラーは目立った
ことでしょう。
 
 
そんな昭和のノスタルジーを復刻させてみてはどうか、平成の時代に
受け入れられるようにコンパクトにまとめてお求め安い価格で、玩具と
して売れば、そこそこ注目されるのでは?
 
と、言われたかどうかは分かりませんが、2004年(平成16年)、
こんなものが発売されました。
 

独自規格の8cmアナログレコードプレーヤー
8(エイト)盤レコード専用ポータブルプレイヤー
 
 

ちゃんとプレートが付いていますね。スピーカーのようなのは、
ダミーです。
実際のスピーカーはプレーヤーの下部にあります。
その下のつまみは、ターンテーブルのピッチを調節するものです。
 
こういうギミックが付いているのは嬉しいですね。
 
しかし、ハードがあれば、ソフトが必要となります。
ソフトが充実していたら売れるでしょうし、実際に、このプレーヤーの
先行きは、ソフトが左右したといっても過言ではありません。
 
 
40代以上の男性なら懐かしく思うだろうと、朝日ソノラマの
「ソノシート」を模したクリアカラーの特撮・アニメソングレコードや
スクラッチノイズがノスタルジックさを誘う、オールディーズなど
 
中身が分からないブラインドパッケージ仕様で発売されました。
今、話題のコンプガチャのような商法です。
 
他にチェッカーズやおニャン子などのレコードもラインナップされましたが
いかんせん、それだけではソフト不足は否めず、また、レコードが
ブラインドパッケージで売られたということもあって、あまり売り上げは
芳しくなく、ほどなくして市場から姿を消してしまいました。
 
 
協力してくれるレコード会社が少なかったのも残念でしたね。
 

何枚かは重複しましたので売り払いましたが、とりあえず
これだけのレコードが集まりました。一枚300円ぐらいでした。
 
ジャケットは本物を縮小したような本格的なもので、マニア垂涎の
良くできた商品だったのですが、ソフト不足は否めません。
 
ソフトさえ増えれば売れる気がしますから、復活して欲しいですね。
 
音質は値段相応ですが、雰囲気は伝わります。
 
ベン・E・キングの「スタンド・バイ・ミー」はアナログ盤が似合います。
カスケーズの「悲しき雨音」、モンキーズの「デイドリーム」…
 

 
デジタルに無い魅力が、ここにある。

 

「仮面の忍者・赤影」をならしてみました。
音は出ます。たいじょうぶ!
 
 

驚くなかれ、
左上に写り込んでいる黒い部品は、
ドーナツ盤アダプター
です。
オールディーズは、これをつけて鳴らすように成型されています。

 
 
回転数は33と1/3回転固定のようですが、単三電池4本で
動きますから、大したものです。
 
今や二次電池の定番であるエネループで駆動しました。
 
分解すると、笑ってしまうような作りですが、それでもソフト次第で
また売れそうな気がしてなりません。
 

発売元のバンダイさん、これからどうしますかね…