ハーブ医学の歴史 東洋における伝承医学~チベット・中国編~ | セラピストスクール校長 MIKACOのブログです♪

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ハーブ医学の歴史 アジア ~チベット・中国編~ですニコニコ



『チベットのハーブ医学』
1959年に中国領になるまで
チベットの医学は宗教と密接に結びつき僧侶の支配下で行われてきました。

医学生たちは病気の原因と進行を説いたタントラ『四部医典』を暗記し
樹木の形をした掛図を手引きに、難解な内容を学んでいきました。
薬草の収穫も星の運行から最もよい影響を受ける時期を選んで行われました。



『中国における本草学・陰陽五行説』

中国伝統医学では紀元前2500年ごろの古典が今も研究され臨床に用いられています。
漢方の考え方では、病気とは総体としての人間の中で不調和がおこっているしるしと考えられ
常に調和とバランスを回復させ、自然治癒力を高めることが治療の目的とされています。


中国ハーブ医学の起源は神話からなっています。

前漢時代には中国医学の古典書である『黄帝内経』が伝説上の帝人である『黄帝』によって著され
人体の生理・解剖・病理を論じ、治療に言及したとされています。
また、鍼灸術も記載されていました。



農業の祖といわれる『神農』は百草を味わって薬草を見分け
井泉の水を飲んで甘さ苦さを教えたと伝えられています。
神農の名を冠した『神農本草経』(しんのうほんぞうけい)は
起源200年ごろに書かれた重要な薬草書です。
後の5世紀末に再編集され730種の薬石が記された『神農本草経集注』という形で伝えられています。


漢方医学(中医学)の原理は五行の相生と相克にあります。


人間と環境とのかかわりを元素の性質から説明し、『季節・味・感情・臓器・音階・感覚・色』に
『木・火・土・金・水』の5元素(五行)をあてはめ
その性質によって、互いに他の元素を育成や抑制する関係にあると考えられています。
薬草もその基本的な性質に分けられ
五行のどれかに結び付けられどの臓器に作用するか判断されます。


五行とならんで重要なのは、陰と陽の対立という考え方です。

宇宙の万物は全て自分自身の中に『陰と陽』を含み
そのバランスによって保たれていると考えられ
臓器にもそれぞれ陰陽があり
ほとんどの病気は陰陽のバランスが崩れることで起きると考えられています。


『気』は生体の大本をなすエネルギーで
経絡(けいらく)という通路に沿って全身をめぐっています。
鍼や按摩はこれを刺激し自然治癒を助けることが目的とされています。



【中医学陰陽五行】よニコニコ
木 季節―春・味―酸・感情―怒・臓器―肝、胆、筋(腱)、目
火 季節―夏・味―苦・感情―喜・臓器―心、小腸、舌、脈(血管)
土 季節―長夏・味―甘・感情―思・臓器―脾、胃、口、皮肉(筋肉)
金 季節―秋・味―辛・感情―悲・臓器―肺、大腸、鼻、皮毛
水 季節―冬・味―塩・感情―恐・臓器―腎、膀胱、耳、骨