みなとみらい地区は、全身黄色の彼氏彼女に占拠されていた。

屋内外を問わずに踊りまくる黄色い彼氏彼女に会うために、全国からたくさんの大きなお友達から小さなお友達が集まってきていた。

気まぐれのメインキャスト、ブリッジロックと坊は、取材のために赤レンガ倉庫前にきていた。

『ほら、坊、お前くらいの大きさのお友達が山ほどいるぞ(・ω・)』

光が指さした方には、大行進している、黄色い彼氏彼女と、周りを取り巻くみなさんの姿。

坊は短い羽根をばたつかせて何かを訴えているが、彼はしゃべれないので、石橋お兄さんズはその坊の姿にほのぼのしていた。

すると、黄色い彼氏彼女の中のひとりが坊たちの存在に気づいた。

ピィ、ピカァ(°д° )!!

すると、行進の千とにいた黄色い彼氏が、進行方向を坊に変えて、ずんずん進んできたではないか(^ω^;);););)

ホイッスルのリズムで綺麗た隊列を作って更新してくる黄色い彼氏彼女。坊はたじろいでいるが、みんなどんどん近づいてくる。

坊が周りをきょろきょろ見渡して助けを求め用としたが、石橋お兄さんズはいつの間にかちょっと離れたところまで移動していて、高みの見物を決め込んでいる。

そうこうしているうちに、坊は黄色い彼氏彼女たちにとりかこまれてしまった。

ピっ、ぴっ、ぴーっ!

ホイッスルの号令で黄色い彼氏彼女はキッチリ円を描いて並んで止まった。

そこで、今回のイベントのテーマソングが流れ出した。

黄色い彼氏彼女は一斉に踊りはじめる。

坊は戸惑って、最初はキョロキョロするしかできずにいたが、彼氏彼女のダンスが割と簡単そうに見えたので、見よう見まねで手足を動かし始める。

なんとなく合わせて体を動かし始めると、坊もなんだか楽しくなってきてしまった。

そして、自分たちを取り囲むように集まっている観客の手拍子にも元気づけられて、一緒におどりはじめる。

そして、黄色い彼氏彼女と、鶏のダンスセッション

集まった観客は思いがけないゲストを含めたダンスショーに、盛大に盛り上がった。

途中、坊のアドリブも加えられて、かなり見応えのあるダンスショーは、嵐のような拍手と声援の中に終わった。

そこで、石橋お兄さんズが登場。

『『『いやぁ、黄色い彼氏彼女のみなさん、坊と遊んであげてくれてありがとう!』』』

『坊も、みんなと踊れて大満足だったよ。』

『ほら、坊、みんなにお礼言ってから帰ろうね。』

坊は言われるままにぺこりと頭を下げて、お礼をした。

すると、黄色い彼氏彼女から、喜びの踊りをプレゼントされた。

そして、三人と一羽は退散。

その日、赤レンガ倉庫に現れた白い鶏は、伝説として語られることになる。

次の回の気まぐれロックで、おま、注目のダンサーを招いて、坊とのダンスセッションのコーナーができたのは、当然のこと。