そこは、地ビールが売りのショットバーで、プランは料理が2000円で軽いコース、飲み物はワンショットずつ現金払いというちょっと面倒くさい形式で、まぁそんなもんかと思っていたが、彼女はこれもご不満。なんやかんやと文句をいいながら、ジントニックを飲んでいた。
『ここ、なんで普通のビールないのよっ!』と半ば叫ぶ彼女。私とAさんは頭を抱えた。すると、イベントを企画した幹事さんが気を使ってハートランドを持ってきてくれて、『これが一番一般的なビールだから飲んでみて?』と差し出してくれた。なのに…『一番○りとかスーパー○○イ』とかないの!こんなんビール違うわっ!私は普通のビールしか飲めへんねん!』とヒートアップ。私は怖くて他の皆さんやカウンターの奥のマスターの顔が見れない。
それでも『まぁまぁ』と幹事さんが笑いながら置いて行ってくれたビールはテーブルにしばらく鎮座していて、『見てるだけで気分悪いから退けてくれへん?』という彼女に解らないようにため息をついて、隣のテーブルにいた女性に飲んでもらうように差し出して。もちろん、幹事さんには解らないように。
『厄介ですね。』とAさんに言うと『クスクス、ほんまやね』と軽く笑ってくれたので少し気持ちが楽になった。
その後、彼女の怒りの矛先は私に向けられる事になる…。
続く
『ここ、なんで普通のビールないのよっ!』と半ば叫ぶ彼女。私とAさんは頭を抱えた。すると、イベントを企画した幹事さんが気を使ってハートランドを持ってきてくれて、『これが一番一般的なビールだから飲んでみて?』と差し出してくれた。なのに…『一番○りとかスーパー○○イ』とかないの!こんなんビール違うわっ!私は普通のビールしか飲めへんねん!』とヒートアップ。私は怖くて他の皆さんやカウンターの奥のマスターの顔が見れない。
それでも『まぁまぁ』と幹事さんが笑いながら置いて行ってくれたビールはテーブルにしばらく鎮座していて、『見てるだけで気分悪いから退けてくれへん?』という彼女に解らないようにため息をついて、隣のテーブルにいた女性に飲んでもらうように差し出して。もちろん、幹事さんには解らないように。
『厄介ですね。』とAさんに言うと『クスクス、ほんまやね』と軽く笑ってくれたので少し気持ちが楽になった。
その後、彼女の怒りの矛先は私に向けられる事になる…。
続く