『どぉしたの?』と問いかけると彼女はまだ心配そうに俺をみている。その時初めて今の状況について俺は考え始めた。俺はソファに横になっていて、彼女はその頭元でしゃがみこみ、俺の顔の高さで俺を心配そうに除き込んでいる。俺の体には柔らかい毛布がかけられていてとても心地よい暖かさ。いつの間にか頭のしたには枕があてがわれついて、こちらはひんやりして気持ちいい。
なんとなく違和感を感じる。なぜ氷枕が敷かれているのか、なぜ額には濡れたタオルが?俺、まるで病人扱いじゃないか?!
そんな俺を心配そうに見ていた彼女が口を開いた。
『敦賀さん、私が来た時にはここで眠ってらしたんですけど、岡尾を拝見したら赤みが強くて、呼吸も浅くて、おでこを触ると凄く暑くて。失礼とは思ったんですが、体温計をお借りして計ったら38.6℃の熱で…。ビックリして起こして寝室へって思ったんですが、それも難しそうだったので、とりあえず氷枕と毛布をご用意させていただきました。』
…そうだったんだ…
なんとなく違和感を感じる。なぜ氷枕が敷かれているのか、なぜ額には濡れたタオルが?俺、まるで病人扱いじゃないか?!
そんな俺を心配そうに見ていた彼女が口を開いた。
『敦賀さん、私が来た時にはここで眠ってらしたんですけど、岡尾を拝見したら赤みが強くて、呼吸も浅くて、おでこを触ると凄く暑くて。失礼とは思ったんですが、体温計をお借りして計ったら38.6℃の熱で…。ビックリして起こして寝室へって思ったんですが、それも難しそうだったので、とりあえず氷枕と毛布をご用意させていただきました。』
…そうだったんだ…