『解りました!そういう事でしたら、不祥最上キョーコ、敦賀さんの食生活充実と健康管理のため、このカードキーを預からせていただきます!』
敦賀さんは少し視線を外してクスッと笑った。でも、その横顔が少し寂しそうに見えたのは私の気のせいよね?
『うん、助かるよ。それから、最上さんがまた演技の事で悩んで俺に相談したい時なんかにも使うといいよ。いつぞやみたく寒空の下マンションの前で待たれたりしたら心配で俺死んじゃうかもだからね。そういう時は連絡しなくても先に部屋に上がって待っててくれると助かるよ。』
『…、はい、ゴメンなさい(泣)でも、いきなりお邪魔するのはご迷惑な『君はいいんだよ、いつでも大歓迎さ。』は、はい、ありがとうございます。』
敦賀さんの笑顔がまた深くなった。
私はお預かりしたカードキーを元々入っていた場所に直してキーケースを鞄にしまった。『大切にしますね、本当にありがとうございます。』
そこに扉をノックする音がして、社さんが現れた。
『蓮、時間だぞ。キョーコちゃん、蓮のお相手ありがとうね(笑)』
『はい、じゃあ社さんいきましょうか。最上さん、それじゃ、また。』
お二人が去った後、私はもう一度鞄からキーケースを出して両手で握りしめた。敦賀さんが使い込んだ私物。何よりの贈り物。ありがとうございます、本当に大切にしますね。
END
敦賀さんは少し視線を外してクスッと笑った。でも、その横顔が少し寂しそうに見えたのは私の気のせいよね?
『うん、助かるよ。それから、最上さんがまた演技の事で悩んで俺に相談したい時なんかにも使うといいよ。いつぞやみたく寒空の下マンションの前で待たれたりしたら心配で俺死んじゃうかもだからね。そういう時は連絡しなくても先に部屋に上がって待っててくれると助かるよ。』
『…、はい、ゴメンなさい(泣)でも、いきなりお邪魔するのはご迷惑な『君はいいんだよ、いつでも大歓迎さ。』は、はい、ありがとうございます。』
敦賀さんの笑顔がまた深くなった。
私はお預かりしたカードキーを元々入っていた場所に直してキーケースを鞄にしまった。『大切にしますね、本当にありがとうございます。』
そこに扉をノックする音がして、社さんが現れた。
『蓮、時間だぞ。キョーコちゃん、蓮のお相手ありがとうね(笑)』
『はい、じゃあ社さんいきましょうか。最上さん、それじゃ、また。』
お二人が去った後、私はもう一度鞄からキーケースを出して両手で握りしめた。敦賀さんが使い込んだ私物。何よりの贈り物。ありがとうございます、本当に大切にしますね。
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