子供を産んでから、
実家でゆっくり母親と話す時間が増えたので
昔話をすることが多い。
そして、
初めて知る事実が多くてびっくりする。
私は父方でも母方でも一番年下の孫なので
「特に珍しくもなく、特に可愛がられもせず」
で育った印象があるんだけれど
実は、みんなに可愛がられていたそうだ。
特にお父さんのお兄さんはとても可愛がってくれていて
自分の子供は全然可愛がらなかったのに
姪っ子(私)ばかりかわいがるもんだから
奥さんが愚痴っていたらしい。
お母さん曰はく、
「年取ってからできた子ほどかわいいもの」
らしく
(だから、うるるは35歳の子供だから
そりゃ~かわいいだろうと、そればかり言う。
35、35って連呼しないでくれ)
自分の子供は若い頃にできたから
その分、姪がかわいくて仕方なかったんだろう。とのこと
とても、驚いた。
私は、なぜか小さい頃から親戚付き合いが嫌いで
ただ血がつながっているというだけで定期的に集まることに
ずっーっと違和感を抱いていたんだけれど
だから、親戚には全然なつかなかったんだけど
そういった事実があったことに、驚いた。
母親曰はく、
私は親戚だけじゃなく、とにかくいろんな人にかわいがられてたらしい。
「そういう星のもとに生まれたんだろう」
とのこと。
確かに、小さい頃からいろんな人がそばにいて、いろんな人が助けてくれてたな・・・
でも、当の本人は愛情を受け取るのが下手なので
なんていうのでしょう
燃費が悪いというか、消化不良というか、
とにかく与えられていてもきちんと摂取できてなかったんだよな
なんて損な体質!
てかそんなんだからこんな甘えちゃんに育ったのかもしれないけれど・・・
そんなことを思いました。
でも、言いたいことはそんなことじゃなくて。
小さい頃の記憶って、本当に曖昧なもんなんだなと思った。
2,3歳からの記憶がある私がこれなんだもの。
今、うるるはとても周りの人たちにかわいがられているけれど
それを覚えていることはできないんだな・・・と思うとなんとも悲しい。
うるるが大きくなる頃には、実家に帰る頻度も少なくなるだろうし、
おじいちゃんおばあちゃんも、いつまでも生きているとは限らない
いとこだってどんどん大きくなって、
部活だ塾だ、って会うことも少なくなるだろうな
そう考えると、
こーーーんなにかわいがられているうるるが
「孤独に育った」なんて思ってしまったらかわいそうだな・・・
って思うのです。
そりゃ、父親と母親は存分に愛情をもって育てるつもりだけど
やっぱそれだけじゃさびしい。
親戚が遠くにしかいないって、
思っていたよりもずっと、ずんとのしかかってきていて悲しい。