私は、おなかのちびちゃんに負い目があるのです。
この妊婦生活は、最初から最後まで自分中心で
ちびちゃんにとって、いい環境とはとても言えなかった。
自分の転職のタイミングと妊娠がかぶってしまい、
嬉しい気持ちと戸惑いと、とても複雑だったなぁ
「せっかく決まった仕事先がなくなってしまう」
ってことが、ショックでたまらなかった。
文章にするのはとても勇気がいるけれど
初期のころは流れてもかまわなかったし
むしろ望んでいたかもしれない
自然妊娠が難しいと言われていた私だけに
「まさかこんなに簡単に妊娠するとは思わなかった」
というのが、正直なところなんだけど
それでも、子づくりトライしたのは自分だし
なんて、わがままで自分本位なんだろうか
受け入れられない自分の幼さに、情けなくて泣いてばかりいました
そんな私の気持ちとは裏腹に
ちびちゃんはとても順調で
妊娠初期からしっかりホルモンは出ていたし
(あんなしっかりした数値、初めて見た)
胎嚢も心拍も早め早めで見せてくれました。
新婚旅行で好き勝手に遊んで、海で泳いで、おなかもよく張っていたけれど
それでも一切出血せず、
帰国してからのエコーでは元気に手足バタバタ心臓ピコピコ動かしてくれてた
あああ、なんて健気なちびちゃん(ノДT)
つわりで辛いころは、
母性も育ってはいたけれど、
「私、いつまで耐えられるのかしら・・・」っていう絶望感もあったし、
それに加えて
「ここまで頑張ったんだ、今更流れて、また再度つわりを味わうわけにはいかない」
って気持ちがありました。
どこまでも、自分本位。
一方、やっぱり優等生なちびちゃんは
普通よりもつわりを早めに終わらせてくれて
胎動も早くから感じてたし
逆子になっても、検診の時にはしっかり頭を下にしているような、
とっても空気を読む子でした
あああ、やっぱり健気なちびちゃん(ノДT)
「男の子が欲しい」という私の声も聞こえていたと思う。
「性別どっち?」と聞いた途端、胎動がピタリと止まっていました。
ごめんね、プレッシャーかけて。
私の子宮は初期から後期までずっと張りっぱなしで
時には「陣痛か?!」ってほど痛い時もあったし
お腹が割れて、母子ともに死んでしまうんじゃないかってほど
痛みで眠れない日々もあったし
切迫早産気味になった時も、
ちびちゃんが心配だったけど
仕事中はどうしても、仕事優先で動いてしまってたし
よく、こんな子宮を、こんな私を、選んで来てくれたなぁって思う。
だから、
無事に産まれてきてくれたあかつきには、
愛情たっぷりで育てたい。
イラチの私のことだから、
すぐ怒ったりイライラしてしまうと思うけど
「私のとこに来てくれてありがとう」
っていう謙虚な姿勢を忘れないようにしたい、
そう思っているのです。
だから、無事に産まれてきてね