ノルウェイの森見てきました。
登場人物の誰かにすごーく共感するわけでもない。
話にすごーく感動して涙するわけでもなく。
それでもなんとなくたまに急に読み返したくなって、私にとっては珍しく4回今までで読み返している作品。もうだいたい話も会話も情景もある程度頭の中に入っているはずなのだけど、毎回読み返すたびに感じ方、残る部分がちがうそういう読み方をはじめて実感した作品。
だから思い入れがあるといえばあるような。ないといえばないようなあれなんだけど。
これからもきっと何回か読むだろうから、映画によって固定されたイメージがくっついてしまうのが嫌で、あと前評判が両極端だったから観るか観ないか結構迷ったのだけど、
ビートルズの中でも一番好きな”ノルウェイの森”をね、映画館で聞けるとあって、決心したのでした。もうCMとかばんばん流れてて、イメージがうんぬんだとかいまさらだなぁとも思って。
この映画好きか嫌いかって聞かれたら、私はこの映画とっても好きです。2時間半あっという間でした。
原作を知っている人とってはプロモーションビデオみたいだと思った。
おなじみ(きっと多分)のシーンが美しく切り取られたような。イメージの答え合わせのような。象徴的な。フランス映画みたい。
特にストーリーも追っていないし(入れて欲しかったシーンが多々カットされたのは仕方ないか。)親切な説明もほとんどなく、原作を知らない人は???ってなるのでは。
まぁ、これから原作を読むときに持って行けるイメージを手に入れたと思って。自分でこしらえるよりも、何倍も上等なものがもらえたわけだしね。
お父さんに「一緒に見に行こう」って言われて「やだ」って言った私は勝ち組。
前の席に13歳くらいのギリギリ引っかからなかったであろう男の子とお母さんが見てて、きっと内容を知らなかったんだろうなぁと。かわいそうに。親に限らず知っている人と一緒じゃなく、一人でじっくり見たい。
終わったあとは、アートヒストリーの授業のあとのような綺麗な作品を次々に大きな画面で見てうっとりしつかれたような。本当に一つひとつの"絵"が独立したひとつの写真をとるために用意されたのかと思うくらい、綿密にこだわりぬいて作りこまれたセットのセカイ
家の作り。おもしろすごい。映画のために作られたのかな?栗ごはんが無償に食べたくなった。
「ああ、ここで止めたらすーっごいいい構図の写真!」なんてことばっかり考えてた。
カメラワークもスローで「ああ、この角度もいい!」なんて。
小物のひとつひとつの色がこんなにも意味をもつ!衣装も。背景と合わせて全部選んでいるんだなぁ
衣装に目がいくいく。寝袋ひとつとってもあの色のこだわり。
場面ごとにテーマ色?メイン色?イメージ色?がみたいなのがきっとあって。
赤、青、黄、緑、白、茶を基調として。小物や衣装がつくるコントラストと場面が切り替わるごとのコントラスト。色の濃淡、明暗。音のコントラスト。コントラストが印象的。赤の使い方とか。
最後のシーンの2人のいる居場所の違いのコントラストだとか。
色彩に意味をもたせるってああいうことなのかなぁ。綺麗で綺麗で。それだけで結構お腹いっぱい。
ああいう写真を撮りたいなぁ。
テーマカラーシリーズ?的なのを撮りたい。




ワタナベくんはねぇ、和製イエスマンだなぁw
よくあそこまで色んな形で(それも相手がきっと多分望んでいる形で)肯定を示せるなぁと。
相手が求めているものを求めている形で差し出すことが「肯定」「受け止める」っていうことなのかな。「誠実」だとかさ。
直子、ミドリ、ハツミさん、みんな私のイメージより三割り増しくらい甘ったるかった。w
なんだろう生生しいというか。。もうちょっとこざっぱりしたイメージだったのだけど。
でもそれによっていっそう女の身勝手さ?女の性(と言っちゃっていいのかな。)が強調されたような。ミドリのショートケーキの話(ここカットされてなくてよかった!)に象徴されるように、女の人は本心では絶対的に肯定されることを究極的には求めているのかなって最近思った。(男の人も一緒?)
わがままな女の人に振り回されている、でも「はいはい」なんていいながら最後まで仕方ないなぁなんていって一緒にいつづける男の人を見るのがどうしようもなく好きで。(映画とかね)
「キャバレット」とか「人のセックスを笑うな」とか。あとディズニーの「魔法にかけられて」も。
「式日」なんてもうたまらんでした。
一つの独立した映画として期待以上の以上でした!
「原作のイメージを壊したくない人は絶対みるな」とか書いている人もいたけど、もう綺麗すぎて文句も言えませんって感じ。この監督のほかの映画もみたいなーみようー。
それにしても日本映画高いよ。。アメリカなら3本見れちゃうんじゃない?
でも最後の忠臣蔵も見たい。
ノルウェイの森、もうそろそろ読み返そうかなぁ。
登場人物の誰かにすごーく共感するわけでもない。
話にすごーく感動して涙するわけでもなく。
それでもなんとなくたまに急に読み返したくなって、私にとっては珍しく4回今までで読み返している作品。もうだいたい話も会話も情景もある程度頭の中に入っているはずなのだけど、毎回読み返すたびに感じ方、残る部分がちがうそういう読み方をはじめて実感した作品。
だから思い入れがあるといえばあるような。ないといえばないようなあれなんだけど。
これからもきっと何回か読むだろうから、映画によって固定されたイメージがくっついてしまうのが嫌で、あと前評判が両極端だったから観るか観ないか結構迷ったのだけど、
ビートルズの中でも一番好きな”ノルウェイの森”をね、映画館で聞けるとあって、決心したのでした。もうCMとかばんばん流れてて、イメージがうんぬんだとかいまさらだなぁとも思って。
この映画好きか嫌いかって聞かれたら、私はこの映画とっても好きです。2時間半あっという間でした。
原作を知っている人とってはプロモーションビデオみたいだと思った。
おなじみ(きっと多分)のシーンが美しく切り取られたような。イメージの答え合わせのような。象徴的な。フランス映画みたい。
特にストーリーも追っていないし(入れて欲しかったシーンが多々カットされたのは仕方ないか。)親切な説明もほとんどなく、原作を知らない人は???ってなるのでは。
まぁ、これから原作を読むときに持って行けるイメージを手に入れたと思って。自分でこしらえるよりも、何倍も上等なものがもらえたわけだしね。
お父さんに「一緒に見に行こう」って言われて「やだ」って言った私は勝ち組。
前の席に13歳くらいのギリギリ引っかからなかったであろう男の子とお母さんが見てて、きっと内容を知らなかったんだろうなぁと。かわいそうに。親に限らず知っている人と一緒じゃなく、一人でじっくり見たい。
終わったあとは、アートヒストリーの授業のあとのような綺麗な作品を次々に大きな画面で見てうっとりしつかれたような。本当に一つひとつの"絵"が独立したひとつの写真をとるために用意されたのかと思うくらい、綿密にこだわりぬいて作りこまれたセットのセカイ
家の作り。おもしろすごい。映画のために作られたのかな?栗ごはんが無償に食べたくなった。
「ああ、ここで止めたらすーっごいいい構図の写真!」なんてことばっかり考えてた。
カメラワークもスローで「ああ、この角度もいい!」なんて。
小物のひとつひとつの色がこんなにも意味をもつ!衣装も。背景と合わせて全部選んでいるんだなぁ
衣装に目がいくいく。寝袋ひとつとってもあの色のこだわり。
場面ごとにテーマ色?メイン色?イメージ色?がみたいなのがきっとあって。
赤、青、黄、緑、白、茶を基調として。小物や衣装がつくるコントラストと場面が切り替わるごとのコントラスト。色の濃淡、明暗。音のコントラスト。コントラストが印象的。赤の使い方とか。
最後のシーンの2人のいる居場所の違いのコントラストだとか。
色彩に意味をもたせるってああいうことなのかなぁ。綺麗で綺麗で。それだけで結構お腹いっぱい。
ああいう写真を撮りたいなぁ。
テーマカラーシリーズ?的なのを撮りたい。




ワタナベくんはねぇ、和製イエスマンだなぁw
よくあそこまで色んな形で(それも相手がきっと多分望んでいる形で)肯定を示せるなぁと。
相手が求めているものを求めている形で差し出すことが「肯定」「受け止める」っていうことなのかな。「誠実」だとかさ。
直子、ミドリ、ハツミさん、みんな私のイメージより三割り増しくらい甘ったるかった。w
なんだろう生生しいというか。。もうちょっとこざっぱりしたイメージだったのだけど。
でもそれによっていっそう女の身勝手さ?女の性(と言っちゃっていいのかな。)が強調されたような。ミドリのショートケーキの話(ここカットされてなくてよかった!)に象徴されるように、女の人は本心では絶対的に肯定されることを究極的には求めているのかなって最近思った。(男の人も一緒?)
わがままな女の人に振り回されている、でも「はいはい」なんていいながら最後まで仕方ないなぁなんていって一緒にいつづける男の人を見るのがどうしようもなく好きで。(映画とかね)
「キャバレット」とか「人のセックスを笑うな」とか。あとディズニーの「魔法にかけられて」も。
「式日」なんてもうたまらんでした。
一つの独立した映画として期待以上の以上でした!
「原作のイメージを壊したくない人は絶対みるな」とか書いている人もいたけど、もう綺麗すぎて文句も言えませんって感じ。この監督のほかの映画もみたいなーみようー。
それにしても日本映画高いよ。。アメリカなら3本見れちゃうんじゃない?
でも最後の忠臣蔵も見たい。
ノルウェイの森、もうそろそろ読み返そうかなぁ。