みなさん、こんにちは
Mikaです
12月に入り、バンコクの朝は少し涼しく爽やかに始まる日が多くなりました。
私にとって、「エネルギー蓄え期間」だった2020年。
来年は、人生の新たな周期の始まりで「種蒔き」の年
それを前に、数年間行ってこなかった「断捨離」をしました。
タイに来てから5年、それ程物は多くないのですが、それでも普段着なくなった服や、使わなくなった物、読んでしまった本でお守り代わりにタイに持参している本なども整理してたら、
「世界で通用する人がいつもやっていること」
という中野信子先生の本が出て来ました
これは、5年くらい前、確か前職で新しいプロジェクトの担当になった際に、たまたま書店で見つけて購入した本でした。
当時、恥ずかしながら中野先生の事は知らなくて、タイトルを見て「今後の自分に何か役立つ事があれば良いな・・」と思って手に取ったのですが、当時の、典型的「空気読む割に上手く行かない人間(笑)」だった私には、衝撃でした。
中身を色々言ってしまうのは問題がありそうなので、
最低限に控えますが、
全体を通して私が感じた事は、「自分軸を築き、貫きましょう」でした
・・まあ・・
「言うは易し、行うは難し」とは言いますけれど、
長年、無意識に「自分軸」を意識して来ないで生きて来ている人にとっては、
頭で理解しても、中野先生が勧めるような姿勢に切り替える、
と言うのは難しいかもしれません。
その中でも、「自分軸」を確立するために自分で出来る事として理解できる「習慣」もありました。
それは、「決まった儀式を行う」です。
本書では具体的に、仕事への集中モードを作る儀式を持とう、と勧めています。
例えば、仕事に取り掛かる前に自分が好きな方法でコーヒーを淹れる、
スタートの5分だけ集中しよう、と決めて始めると、その後しばらくはそのままのモードで没頭する事が出来る、などなど・・。
この点に関連して、私が最近「そうだなー」と思う事は、
「部屋が整理整頓されている」とか「決まったものが決まった位置にある」など、
常に自分の生活空間をきれいに清潔に保つ事の大切さです。
私にとっては、この数年で部屋をきれいにしておくという事が「儀式」になりました。
朝起きたらベッド周りをきれいに整え、毎日空いた時間に掃除を心がけ、
物をなるべく戸棚や引き出しに仕舞い・・などを習慣にするようにしました。
不思議ですが、この様な部屋にいると、気持ちもいつも整理されている気がしています。たまに元気がなく、やる気が出ない時はこの儀式を意識的にする事である程度気持ちを切り替える事も出来ます。
直接「自分軸」を作る事と関係がないように思えるかもしれませんが、
「些細な事でも決まった事を続ける」という事が、自分を少しづつ律する訓練になっている様な感覚がします。
その他にも、この本には興味深い「習慣」について書かれています。
もう一つご紹介すると、「見た目を気にする」とか、面白いですか?
これ、普通に拒否反応を自覚する人も多いと思います。
生まれ持った外見を変える事は出来ませんし、見た目で判断されるって、何か不当な扱いを受けているような感じがしますよね。
でも、中野先生は敢えて、‟「外見を気にせず中身で勝負」は間違っている”と言っています。人が外見でどれ位色々な事を判断しているか、と言う研究なども紹介しながら、「人はこんなにも見た目で判断しているのです。」と若干厳しい見解を示しています。
本書には紹介されていませんが、以下の様な研究も発表されています。
Study uncovers why jurors reward the good-looking, penalize the unbeautiful
「陪審員は見た目の良い人は恩赦し、美しくない人は罰する」
文字通り理解すると、さも見た目の冴えない人はダメだ、的に捉えられるかもしれませんが、それは極解とも言えます。
きれいでいるように心がける、自分がなりたいイメージに近づけるよう外見を気にして努力する事が必要だ、と理解する事が大切かなあ、と思います。
確かに、「私は不美人だから、どうせ・・」と、上手く行かない原因を全て外見のせいにして頑張れなかったら、どうやって自分が目指す目標に近づくが出来るでしょう・・という事かもしれませんね。
まだまだ他にも、この本には脳科学者の中野先生ならではの見解が沢山詰まっています。世界で通用する人、という事だけでなく、自分の人生で「自分らしく、自分の叶えたい夢を達成する人」として生きる事にヒントを与えてくれるのではないでしょうか。
完璧でなくても良いと思っています(自分には甘い笑)。
しかも、一夜にして自分が180度違う人間に生まれかわる魔法を期待するよりは、
ちょっとづつの繰り返しの習慣を作る事の方が、
確実に「自分らしさ」を築けるような、そんな気がする今日この頃です