みなさん、こんにちはクローバー

Mikaですヒヨコ

 

今日は「Dupes」という言葉について考えてみようと思います。

 

ひらめき電球Dupes

「Dupes」=Dupeの複数形

読み方は「デュープス」

 

みなさん、このDupesという言葉、知っていますか?

もちろんご存知の方も多いとは思います。

私がこの言葉の意味を知ったのは、たった2年前の事。つい最近なんです。

この言葉の意味を知ると、今まで見えていた世界が少し変わるかもしれません。

1.To deceive someone, usually by making that person do somthing that they didn't intend to do 

2.Someone who has been tricked 

3.a short form of duplicate that is used to refer to a product made to look like a more expensive or high-quality product

 

1.人をだます事、大抵の場合、わざとそれをしようと思っていなかった人に何かをさせる事によって人を欺く事

2.だまされている人

3.duplicate (複製品、コピーを意味する名詞もしくは動詞)を縮めた言葉で、高価で高品質に見せかけた商品のこと 

From Cambridge disctionary  

 

上からも分かるように、かなりネガティブな意味で使われる言葉ですよね。

日常の光景でもし動詞として使うとすれば、

「She has been duped for long time」 (彼女は長い事だまされて来た)

「The customers were duped with the devious scheme」 (顧客はその巧妙な計画にまんまとだまされた)

の様な表現になったりします。

 

ある一定の人々を指して言う場合は2番の名詞、「だまされている人」ですね。

更に、この語彙には「だまされた人は何も知らなかったイノセントな人」と言うような含みがあります。

 

 

ここから、もう少し踏み込んでみたいと思います。

 

今、アメリカが公開した公文書「ヴェノナ文書」が話題になっています。

第2次世界大戦下においてロシアがアメリカに仕掛けた共産主義工作の暗号文書(電文)を解読するという、アメリカとイギリスが合同で行った極秘プロジェクト(ヴェノナ・プロジェクト)を記した大変貴重な記録文書です。

 

 

 

 

 

この辺りのお話は、色々な書籍が発行されているのでぜひ詳しく勉強されて下さい。

この共産主義による「ある一定の思想の流布、拡散を行う事によって人々の価値観を作り世論形成を行う」ことを意図的に仕掛けた工作により、特に日本は悲劇を被ることになりました。

 

何者かが巧みな手段を使い「世論形成」を仕掛ける事によって、民衆がその情報を信じ、流されてしまいます。

これは事実の伝達とは異なります。

もちろん、意図的に隠していた事実を絶妙なタイミングで公開する事もあるでしょうが、

背後に「世論形成」を目論んでいる何者かがいる場合が多い訳です。

 

そして、この「世論形成」の最たるのツールは「メディア」である事は、既に皆さんお気づきかと思います。

更には、みなさんがどれだけこれら「メディアからの情報」に注意を払っているか、がとても大切になって来ます。

 

先程「Dupes」をある種の人を指して言う場合、

「だまされた人は何も知らなかったイノセントな人」と言う含みのある言葉だと言いました。

メディアの様な「大衆」に向けた情報拡散ツールを利用するのは、

無垢の市民・国民であり、彼ら自身が悪意を持って世論形成すると言うよりは、

単純にメディアから流される、ある意図を持った情報を鵜呑みにしてしまう人の事を指す言葉です。

 

ある一定の、メディアを正しいと信じ切っている人を指して「Dupes」という表現をする時に、

「自分が無自覚のまま、情報の正誤について考えず、その思想主義を信じてしまう人達の事」

「操られるおバカさん」と言われるようになりました。

 

思想の巧みなロビーングを信じてしまい、

知らない間にその人達の片棒を担いでしまっている人の事を「Dupes」と表現します。

 

「こういう人たちはイノセントなんだからかわいそうな人だよ」と言う人も大勢います。

でも、かなり屈辱的な使われ方である事には変わりありません。

 

今般の日本のメディアに流れる情報の数々と、ちょっと話題になった有名人の政治的発言などを見ていると

個人的にかなり日本が心配になります。

何か意図を持って日本世論を操ろう、と目論んでいる何者かの思う壺、

要するに「Dupes」が量産されているのではないか、と見て取れてしまうのです。

 

メディアには左派系が多いとされていますが、これは世界的な傾向でもあるようです。

しかし、日本のそれと欧米との決定的な違いは「愛国心」という根っこで繋がっているか、と言う点です。

それを考えると日本の病巣はかなり厳しく、国営・民営合わせた5個か6個の放送局しか放送権が持てない利権構造の上、

全て偏向しているという、要するに、見る側への選択肢そのものが偏っている訳です。

アメリカもほぼ左派・リベラルと称するメディアの中、保守系の放送局もあるので、見る側は選択できます。

 

今、インターネットのお蔭で、テレビや新聞から情報を取る人達も少なくなったとはいえ、

SNS上で繰り広げられる情報工作とそれに先導される人達の多さに、危機感を覚えます。

 

自分は「Dupes」と呼ばれる人にならないよう、

特に煽る情報には「何かあるかも」と自分で情報の裏取りをする習慣を身に着けるなどして

知らない内に、誤った方向に加担してしまっていないか、常に気をつけたいものです。

 

特に、事実に対するクリティカルな議論を尊重する報道ではなく、

何でもかんでも危機を煽り、事実を隠したり操作したりする様な印象を与える情報は

「かなり怪しい」と感じます。

公正・公平・中立な情報でしたら、何でも事実を伝えてくれ、

その後の判断を国民に委ねるからです。

 

上皇陛下の退位の例が終わった後の令和天皇の人生初の一般参賀に行きました。

隣にいた84歳と言っておられたおじいさまが、正に戦後教育で育った方でした。

近くにいた壮年のおじさまが「そういう教育だったんだね・・」と私の顔を見てつぶやきました。

でもこのおじいさま、毎年の天皇陛下の一般参賀に来ているそうです。