みなさん、こんにちはベル
Mikaですクローバー

今日も、めちゃくちゃ暑いです、タイアセアセ
何でしょう、外に出るだけでめまいがします。

体中の糖質が全部溶けてしまうんじゃないか、という感じがします。

猫ちゃんも暑い・・

                   暑いにゃ三毛猫

 

さて、今日はちょっと真面目に今回の世界的感染症に関連する重要な知識について

話してみようと思います。

それは、毎日皆さんがどこかで聞いていると思われる「PCR法」、いわゆるPCR検査に関するお話です。

 

医療、特に感染症の領域にいる人達は、このPCR法が何ぞや?という理解をしているので、それらの人達からすると、日本がとって来た対策は一定評価できるのではないかと思います。要するに「ドライブスルー検査」とか、普通はあり得ない訳ですね。(今、どこかの自治体で実施しているらしいですが・・)

 

そもそも、PCR法って何?という事ですが、

”Polymerase Chain Reaction”の略で(日本語ではポリメラーゼ連鎖反応と言います)、

ウイルスの遺伝子を増幅して検出する方法の事です。

今、一般的に「PCR検査」と呼んでいるものは、元々ウィルスを増幅させる方法による検査だ、という事です。

専門的な情報や知識が、結構分かり易い用語で説明されている以下のサイトがお勧めですので詳しい事はこちらのサイトをご覧下さい。

サーチ新型コロナウィルス感染予防対策についてのQ&A(日本疫学学会)

 

恐らく、元来共通して持っている専門知識がある人で、「全ての人にPCR法検査をする必要がる」と言っている人はいないと思います。

本当の専門家は、今回の新型肺炎では病態や治療法が全く確立していない中での感染拡大との闘いにおいて、ある一定の精度誤差が生じるこの検査法を全ての人達に実施する事がどれだけ危険か、という事を改めて警鐘を鳴らし続けていますので、その情報を積極的にとって、メディアが意図的に煽っていると思われる「PCR法検査の無差別実施推進論」との情報量との均衡を図るべきです。

 

これらについて、医師が語った記事を2つ貼っておきますので、是非ともお読み下さい。
ブログの方は図解入りでかなり分かり易くまとめて下さっています。

サーチブログ:新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のPCR検査の意義をEBM的思考で考える

サーチ日経メディカル:PCR論争に寄せて─PCR検査を行っている立場から検査の飛躍的増大を求める声に

 

ポイントとしては、医療機関で感染が強く疑われるケースにこの検査が確実に実施される事と、その前提には感染確定後の治療キャパシティが医療機関に存在しているという事の方を憂慮すべきです。

 

医療機関に勤める友人が多いので、現状のあれこれを聴く機会があるのですが、

一人の友人が ”コロナ感染が疑われる患者が救急車でたらいまわしされた”というニュースに対して、「病院内の感染管理を知らないから、勝手なマスコミがこんな事言うんだと思う。仮に、一人でも感染疑いが居れば、その人を隔離するために病室を一つ犠牲にしないといけない、とかエレベーターも共有出来ないので、搬送ルートを整理しないといけないとか、勤務者との接触をどうするか、とか色々あるのに、そういうのは一切報道しないで、医療や政府が悪いという印象を与える報道だけ取り上げるなんて、酷いと思う」、と怒りを露わにしていました。

 

元々、このPCR法検査は、ウィルス感染の確定診断に有効な検査なので、感染しているかも分からない人達に実施しても、精度の観点から社会全体へのマイナス要素が高くなります。

核酸の増幅に必要な検体が確実にとれなくてはこの検査法では信頼できる結果が得られないのと、「偽陽性・偽陰性」の問題もある訳です。

で、世界各国でPCR法検査の大規模実施をする国が増える中、日本は今までの医療判断水準を守って来た事に、安心と誇りを感じていました。

 

PCR法検査を無作為に実施するべきだ、という人達は誰の利益に立って発言しているのか知りたいですね。少なくとも、最前線で闘っている医療者や日本国民をこの感染危機から救おうと思っていたらこの発言は出てこないはずです。

 

世の中のメディア、特にテレビと新聞ではPCR法検査の大規模実施を推進する論調が強く、政府批判にまで拡大させて国民感情を煽りたいようですが、私はこれらの動きをどちらかというと「悪意」に満ちていると感じます。

 

今は、国民が一人でも感染暴露から身を守り、日本国内の感染者をゼロにするまで心を一つにするべき時です。そして、悪意あるメディアの偏向報道に安易に乗っからない事です。

メディアは、何だか、その「一致団結」をさせないよう、させないようにしている様な気がしてならないむかっ

 

命がけで闘っている医療者に祈りを捧げるのだったら、みんなが色々な情報について責任を持って正しく理解し、自分は感染によって病院に行かない様にしよう、と行動する事だと思いますし、実際大勢の方は守っていると思います。だからこその、今現在の統計結果なのかと思います。

 

是非とも、これを読んで下さっている皆さんは、安易にPCR法検査すべきだ論に乗らないよう、慎重に情報収集を続けて欲しいなあと思います。

 

           バンコクの公共機関で流されているPV