以前主治医から聞いた時の話です。
低年齢でチックが出たとき、(薬物療法に進む前に)まず大切なのは
「本人がチックに気づいているかどうか」 という点だそうです。
本人が気にしない程度にさりげなく、優しく気づかせることで、非薬物療法が進めやすくなると教わりました。
私が家庭でやっていた非薬物療法はこんな感じです↓
・リラックス法
(ゆっくりした呼吸法、←寝る前に布団でやるのがおすすめ
寝る前のマッサージ、お風呂にエプソムソルトを入れての入浴など)
・十分な睡眠(9時間半〜10時間は寝るようにしています)
・スクリーンタイムを減らす
・ある程度は寛容になり、怒らない
・バランスの良い食事
(鉄、タンパク質、ビタミンDの他DHA,EPAも意識してとるようにしています。)
まずは生活環境の調整が大切と言うことでした。
非薬物療法でなかなか改善が見られない場合は、病院での相談になると思いますが…
対応は先生によって本当に違うなと感じます。
私がいくつかの小児科に相談した時は、
・最初から抗精神薬を提案する先生
・漢方で様子を見る先生
・「そのうち治るよ」と経過観察の先生
本当に色々でした…。
改善しないとき、うちの息子はLドパが合っていました。
生活改善だけでは良くならない場合、
低年齢だと Lドパ(少量のドーパミン補充)だけで改善するケースもある と言われています。
抗精神薬とは違う作用で、副作用が比較的少ないと言われている方法です。
Lドパでの治療は星野先生の本で知り、
治療するならこの方法がいい!どうせやるならチックに精通した先生に診てもらったほうが親としても安心できる!と思い、地方住みですが、東京まで受診しに行きました。
実際に息子は始めの頃、酷かった症状が Lドパでスーッと落ち着きました。
ただ、地域によって医療方針に差があって、
私の地域ではLドパをチックに使う先生がいませんでした。😭
東京では比較的メジャーらしいのですが…。
ある小児科では「セレネース」を勧められましたが、
ドーパミンを強く遮断する薬のため
最初は症状が止まっても後から反動が出るケースがあると本で読んでいたので、私はやめました。
知らなかったらそのまま処方されていたかもしれないと思うと少し怖いです💦
よくチックは「優しい無視が大事」と言われますが、
実際は症状の種類や強さ、生活への影響などによって
合う対応は人それぞれだと思います。
もっと色々なアプローチが広がればいいなと感じています。
そして、つい親は周りにどう思われるだろうと心配してしまいますが、
経験していて、周りの人は思っているほど気にしていないなと思います🤔
(実際、私の職場で女性の方で、結構な頻度で大きく鼻すすりをしている方がいますが、私は息子のチックもあるので出でるな〜とは思いますがそれ以上何も思いませんし、周りも気にしていないような感じです。)
なので、大きく構えていることが大切…!
と頭では分かっているのに、
私自身いまだにできていないので、自分にも言い聞かせながら過ごしています。笑