クリスマス イブの24日。
東日本大震災による宅地被害復旧・支援事業説明会が
青葉区役所で開催されました。
若林区を除く市内4区にて
先週17日より始まりましたが
どの会場でも
市民のみなさまの悲痛な声が 聞こえます。

あの大震災の日から時間が経過し
津波以外の被害も
かなりであったことが明らかになり
仙台市としても
都度々々、その支援策を国に要望してきました。
先月成立した第三次補正予算では
かなりの要件が緩和され
支援をうけられる範囲も広がりましたが
それでも漏れてしまう被災者のため
仙台市独自の支援策を設けました。

説明会で話された支援内容については
私たち議員にとっては、
議会の場で、何度も議論されたことですので
目新しいことはありませんが
初めて聞く市民の皆さんにとっては
疑問に思うことも多いのでしょう。
約30分の説明の後の質疑応答では
出席者からの質問が1時間ほど続きました。

主な内容としては
自分の被災宅地対象になるのか?
なるとすれば、公共事業(国支援)なのか仙台市支援になのか?
会場にて公表された地図に、対象地域として色が塗られているところの住民は、そのことを知っているのか?
擁壁含まない宅地被害の救済はあるのか?
危険回避のため、すでに応急工事をしてしまった場合の救済策はあるのか?
申請から工事完了までの時間的スケジュールはどのくらいか?
完了前に、土地の所有者が代わってしまった場合の対応は?

質問を聞いていて感じたことは
今回の宅地被害は4031箇所にも及ぶといわれ
その被害状況は様々で
制度として、一概に線が引けないようです。

当局からの回答の端はしには
「個別にお話を伺って…」
「丁寧に説明…」
という言葉が聞かれました。

議会の時間を延長してまで採択した付帯意見。
「被災者に寄り添い…丁寧にすすめていく…」

私たち議会と当局の震災復旧・復興にかける思いは同じなのだと
再認識しました。

家屋の解体も目処がつき、次は宅地復旧。
相談窓口が開設されるのは、年明け1月10日になります。

仙台市都市整備局開発調整課宅地支援係
仙台市役所北庁舎四階
午前9時から午後4時まで
土日を除く
電話番号 022-214-8304

申請受付開始は1月30日の予定です。