「よろしくお願いします」
と入室すると
おじちゃんな先生は
顔もあげずに
私が持参した紹介状を
穴が空くほど読んでいるようにみえた。
(………椅子座っていいかなあ)
特に何も言われないので
椅子の横にあったカゴに
荷物を置き、勝手に着席
自己紹介も前置きもなく←
紹介状にかかれているであろう内容と
私の認識の確認が始まった。
(紹介状は貰う時点で封がされているので、私は中身を知りません)
先生「発症しt$&*￥¥$@☆★？」
私「え？？？(今なんて？)」
早口な先生と
2人を隔てるアクリル板のせいで
先生の声全然聞こえなーい
3回に1回は聞き返してた
紹介状にはﾎﾆｬﾗﾗって書いてあるけど今どこ住んでるの？
これまでに大きな病気はした？
この薬は何錠？何回飲んでる？
今どんな症状ある？
それから
私の仕事のこと
同居人、自分の家族について
年齢や精神科に罹っている人の有無
自殺した人の有無
結構根掘り葉掘り質問された
症状は安定しているので
薬の量は体調に合わせて
自分でコントロールしてよい
とのこと。
この日はロラゼパムとエチゾラムを
処方してもらった。
病院探しから転院まで
なんとか終えることができた。
～完～
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