「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」

卵巣嚢腫で2度の手術を経験。
その後、機能性ディスペプシアと約1年お付き合い。

次第に身体が言うことを聞かなくなり、心療内科へ。

自律神経失調症、睡眠障害の診断がつき、

うつ病の1歩手前で休職。

1年後に復職。のちに再休職。

先日某番組で、元SDN48の子がおっさんと同棲をしていることについて取り上げられていた

何事かと思って見ていたら、本が出ているそうなので、読んでみた。

「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」

病院での待ち時間に読もうと思って持って行ったが、家に着くまでに一気読みしてしまった。

終盤はバスの中にも関わらず、眼鏡とマスクの下を目から出た汗がくぐり抜けていった

ネタばれしない程度に感想を書きますが、ネタバレを見たくない人はご自身で本買って読んでくださいね。

普段いかに世間体や肩書を気にしているか、社会の敷かれたレールからはみ出さないように生きているか、SNSの闇、などなど、

考えさせられることが多かった。

特に彼女が通院して先生とあれこれやりとりしているシーンは、私にも刺さるものがあった。

「急がば回れ、なんでもそうでしょ？焦っても良いことはないですね」

と、いつだったか私が心療内科の先生に言われたことを思い出した。

頭で考えた仮面と自分の心が乖離していくと、やがてどこかで無理がきかなくなる。

そんな人は彼女に限らず多いのではないか。

かくいう私もその1人だろう。

本当の幸せって何だろう。

まわりに負けないように、着飾ってキラキラした食べ物を食べ異性の存在を匂わせつつ、

「私ってイケてるでしょ？幸せそうでしょ？」ってSNSで見せつけること？

それで満たされるものって何？

もっとも彼女と私は生きてきた環境も随分と異なるけれど、それでも同年代の女性として悩めるものは共感できる。

何より、ちょこちょこある彼女へのササポンのコメントが的確すぎた

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