腎臓に何かがあると言われてから
2週間後。
紹介状を送ってもらった病院への初受診。
先生は私と同じ位の年齢かなー(30代です)
若い先生。
まずはエコーの写真をみて、
「確かに腎臓の中に何かがありますね」
「まだ100%悪性とは確定できません。まずはCTをとってみましょう」
「あとは腫瘍が、腎臓の真ん中にあって、大きさ的には3センチ4センチなら部分切除ですが、真ん中にあるので、全摘出する可能性が高いです」
ということでした。
この時は、まだ良性の可能性あるんだ、、と少しホッとしたのと、
3センチ位ならまだ初期なので、転移している可能性は低いと先生に言われ、
よかった、私助かるんだ、長く生きれるんだと
不安は無くなりました。
そして2週間後、造影CT。
無事に終わりましたが、造影剤の影響なのか
吐き気のような気持ち悪さが夜まで続きました。
そして3日後。結果を聞きに行きました。
私の父も話を聞きたいと言うので
父と夫について来てもらいました。
前日からドキドキしてなかなか寝れずでしたが、
先生も転移の可能性はほぼ無いって言ってたし大丈夫だろうと思いながら聞きにいきました。
そして診察の番がきました。
「こじろうさん、CTの結果なんですが、38㍉の腫瘍でした。血流があったので、悪性の可能性が高いです。ですがまだ取ってみないと断定はできません。」
「あと、もう一つ。
腎臓の近くのリンパ節が腫れています。炎症して腫れている可能性もありますが、リンパ節に転移している可能性が高いです。
こじろうさんは、ステージ3になります。」
『・・・・・』
まさかの結果に、言葉がでない。。
心臓がバクバクしてきた。
先生、確かこの大きさで転移してる可能性は1%って言ってたのに、、この1%に当たっちゃったの、、?
ショックでした。
診察が終わり、会計を待っている時、
静かに泣いていました。
先生に手術の話を聞き、
腎臓を全摘出、あとはリンパ節をとる事に決まりました。
そして手術日は2カ月後。
2カ月って長くないか手術を待つまでにさらに転移してしまわないか不安でいっぱいでした。
本当ならすぐにでも手術したかった。
しばらく何日か落ち込んでいましたが、
子供もまだ小さいし、落ち込んでられません!
ある日、あるブロガーさんをみつけました。
その方は腎臓がんでステージ4。
その方は、転移がみつかっても、すごく前向きで
今の時代、癌になっても死ぬわけではない。
落ち込んで、ずっと癌の事ばかり考えている方が時間の無駄。
癌だと知って落ち込んで楽しくない日々になったけど、癌になってても知らなかった頃は楽しく過ごしてた。
確かにあと一年生きれるとして、癌のことばかり考えて楽しくない毎日が過ぎていって一年が終わるなんてやだな、と思いました。
癌だとわかったからこそ、子供との遊ぶ時間、家族でご飯を食べてる時間、家でみんなでゴロゴロしてる時間が貴重で、幸せな時間なんだなと実感する事ができました。
そのブロガーさんに、とっても勇気づけられました。
不安になると、ちょくちょくその方のブログみてます笑
元気を取り戻し、ご飯もたくさん食べ、
手術日まで楽しく過ごしました。