スイス、ベルンの双子の町、ムルテン | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2009年 3月 11日。
 

今日のベルンも、めっちゃいい天気!

 

 

今日は仕事が休みのリーダーと、朝から、どこへ出かけるか相談。

 

Gruyère グリュイエール、もしくは Freiburg フライブルク (フランス語で Fribourg フリブール) を提案したのが私で、Merligen マーリゲンにある温泉施設を提案したのがリーダー。

 

わたし 「スイスの温泉ってのも面白いんだけど… 混浴ってのがちょっと…」

リーダー 「なんでフランス語圏ばっかり行きたがるわけ?」 (フランス語苦手)


で、お互い、しばらく別のことをしながら考えて…

 

わたし 「グリュイエールにはいつでも行けるけど、スイスの温泉に行く機会なんかあんまりないから、温泉に行ってみる!」

リーダー 「温泉ならいつでも行けるけど、グリュイエールって行ったことないし、いい機会だから行ってみるか!」

 

結局、サイドが変わっただけで、意見が割れてることには変わりなし (笑)。 

 

そのとき、なぜか 2人同時にあげた代替案が、「じゃあ、Murten ムルテンは?」


 

ということで、行ってきました、ムルテン。

 

ベルンからは、直通の列車で30分くらい。

 

思いついてから次の列車の時間までが20分くらいしかなかったため、あわててコートをつかんで家を飛び出し、休む暇もなくプラットフォームまで走り続けて飛び乗った列車がこれ。

 

 

2人とも息が上がって、しばらくは笑い出しながらも、全く喋ることができませんでした。


ムルテン湖に面したムルテンは、フリブール地方の小さな町。

城門や城壁、古城や古い教会など、中世の建物が今も残る美しい町です。

 

 

 

ベルンと同じツェーリンゲン公が作った町なので、ベルンとはとてもよく似ているんだそう。 


 

駅から城壁沿いの坂道を少し歩いて、旧市街の入口に。

入口にあるホテル兼レストランを見て、リーダーが 「あっ! たしかここだ、湖を見渡す広いテラスが付いていて、とても景色がいいんだよ、ここでディナーを取ろう!」 と、窓際の席を予約。

 

 

 

さて、ここから旧市街を散策。

 

 

 

 

本っ当に小さな町なので、あっという間にぐるりと回れてしまいます。

町の中心の、メインの通りに出ました。

 

わあ、本当にベルンに似ています。時計塔もそっくり!

 

 

ベルンの時計塔とそっくりのあの塔は、その名も 「ベルン門」 だそう。

本当に、プチ・ベルンという感じで面白い!

 

 

通りには、ラウベン (建物の下に伸びるアーケード) も。

 

 

 

通りの名前なんかも同じ名前が多くて、「ここはきっと xx 通りだよ・・・やっぱりそうだ!だと思った!!」 ということが何度か。

なんだか可笑しかったです。

 

 

 


でも、ムルテンにはベルンにはないものだってあります。その 1つが、町を囲んでいた中世の城壁の跡。

 

 

 

今は一部しか残っていませんが、壁の上の回廊や塔に上って歩いて回ることができます。

 

 

外から見ると石づくりなんだけど、塔の内側は木造なんですね。

右の写真は、塔の屋根を見上げたところ。


 

ゆっくり、城壁の上を歩いて回ってみました。

 


 

 

屋根の瓦、一枚一枚手焼きなんでしょうか、とっても綺麗。

 

 

 

ここからは、古城や、ムルテン湖まで見渡すことができました。

 

 

 

 

 

 

そう。ムルテン湖 といえば、ムルテンにあって、ベルンにないもののひとつが、この湖。

 

さっそく、細い階段を下りて、湖に出てみます。

 

 

 

あー、すごいいい天気。

風はちょっと涼しいけれど、それほど寒くはありません。 

 

しばらくぶらぶらと歩いてから、湖に面したカフェで休憩。

すでにここは、「隣の村」 になっていました。それほど歩いていないのに、本当に小さな町なんですね、ムルテン。

 

 

 

 

しばらくして風が冷たくなってきたので、ちょっと早めにレストランへ。

テラス席の窓際に座って、湖の空が夕焼けに染まっていくのを堪能しました。

 

その後、ムルテンのワインを飲んで、とってもおいしい魚料理をいただきました。残念ながらムルテン湖ではなく、おとなりのヌーシャルテル湖の魚でしたが、それでも、ローカルな食材であることには変わりありません。

 

ここのレストラン、雰囲気もよくて、とても美味しかった!

珍しくデザートまで食べて、ほろ酔いでベルンに帰ります。

 

 


 

 

友人宅

 

 


 

ベルン Bern 14.08 - 14.43 Murten ムルテン (0.5h)

ムルテン Murten 22.17 - 22.53 Bern ベルン (0.5h)
SBB スイス国鉄

 

 


 

ベルン = ムルテン間の列車運賃 : スイス・パス利用

水のボトル 3.5 SFR (ムルテン駅)

ポストカード 2 SFR (ムルテン)

白ワイン 5 SFR くらい? (ムルテン)

夕食 110 SFR (ムルテン)

 

※ 1 SFR (スイス・フラン) = 約 90 円

 

 

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