ヨーロッパ冬の旅。
寒くて観光客も少ないけれど、そんな冬だからこそ楽しめるものだってあります。
ヨーロッパの冬の名物といえば、そう、焼き栗とグリュー・ワイン!
焼き栗というと日本とか中国っぽいイメージがあるけれど、ヨーロッパでも、焼き栗は冬の風物詩。どの国でも、町なかのいたるところで見かけます。
甘いにおいもほっこりした味も、いわゆる天津甘栗。あれとおんなじです。
そうそう、フィレンツェで買い食いした焼き栗は、こんな袋に入っていました。
長ーい筒状の袋が真中で折れている、というような形状なんですが (分かりますか?)、片方にだけ栗が入っているんです。
もう片方は、むいた殻を捨てる用に使います。
よくできてるよね!
そして、もうひとつ、かかせないのが グリュー・ワイン。
日本では ホット・ワイン とも呼ばれていますが、赤ワインにスパイス (オレンジピールやクローブ、シナモンなど) や砂糖 (はちみつだったり) などを混ぜて温めたもの。
ヨーロッパでは、クリスマス・シーズンに、クリスマス・マーケットの屋台では欠かせない飲み物というイメージでしょうか。甘味もあって、すぐに体が温まるので、寒いヨーロッパの冬にはぴったり。
大きなポットの中にたくさんつくってあるのを、おたまですくってカップに注いでくれます。
(これって、日本だとさしずめ、甘酒みたいな感じ?)
火にかけるため、アルコール分が飛ぶので、お酒が弱い人でも飲みやすいと思います。
温かいカップを両手で包むようにして持って歩くだけで、ちょっと幸せな気分になれるはず。
どこかで見つけたら、ぜひ試してみてください。