皆さん、こんにちは!!
いよいよクリスマス特集も今回が最終回になりました!
今回のテーマは
「サンタクロースとクリスマスプレゼント」です。
【疑問】
サンタクロースはキリスト教と関係があるのですか?
【解説】
サンタクロースの由来についても諸説ありますが、以下の二つの事が合わさって現在のサンタクロースになった、という説が有力です。
①ゲルマン人の世界では、キリスト教以前には、ゲルマン神話のウォドンの神や、北欧神話のオーディンの神など、冬至のお祭りの時に贈り物を届けてくれる神が存在していました。
言い伝えによれば、その神々は、8本足の魔法の馬やトナカイが引くソリに乗って空を駆けてきたそうです。
特にオーディンの神は、家の扉がすべて閉ざされている時は、煙突から家に入って贈り物を届けたと言われています。
異教徒たちはキリスト教に改宗してからも、このような冬至のお祭りを大切にしてたようです。
②もう一つのお話は、4世紀にトルコのミラの司教だった聖ニコラウスという人の話です。
彼は、日ごろから困っている人や貧しい人々を助け、自分の持ち物を惜しまず与えていました。
ある日、三人の娘たちの嫁入り持参金を作れない父親が、娘たちを奴隷として売ろうとしていました。
それを知り、心を痛めたニコラウスは、金貨の入った袋をこっそり煙突から投げ入れました。
その時、家の中に洗濯物として干してあった靴下の中に金貨の袋が入ったそうです。
聖ニコラウスはオランダ語で「ジンダ―クラース」。これがなまってサンタクロースになったと言われています。
また、当時の司教の服はキリストの犠牲の血を現す赤だったそうです。
この二つの話が合わさって、クリスマスにはサンタクロースが空からトナカイの引くソリに乗ってやってきて各家の煙突から入り、子供たちにプレゼントをする、という話が出来上がったようです。
いずれにしても、イエス様とは直接関係はなく、イエス様の精神と土着の神話や風習が合わさってできた文化ですね。
私の個人的な考えでは、このように、キリストの精神と土着の風習が合わさって新しく平和的で恵み深い文化ができるのは良いことじゃないかな、と思っています。
みんなが幸せな気分になりますから。
ただ本質を忘れてはいけませんね。
【疑問】
聖ニコラウスは今のサンタクロースのような恰好だったんですか?
【解説】
実は、現在のサンタクロースのスタイルの起源は、1931年、アメリカのコカ・コーラ社が冬のキャンペーン広告のキャラクターとして起用したサンタクロースの絵なのだそうです。
この広告のキャラクターとなったサンタクロースは、1800年代後半に活躍したアメリカの風刺漫画家トマス・ナストによって描かれたものでした。
子供たちのために、たくさんおもちゃを抱えた優しそうな赤い衣装のサンタクロース。
白いひげを生やし、太った体形というのは彼によって生み出されたアイディアで、コカ・コーラの広告によってこのスタイルのサンタクロースが急に世界中に広まりました。
それまでの絵本や絵画の中に出てくるサンタクロースは、青い服を着たり、様々な色の衣装を着ていたそうです。
今とはずいぶんイメージが違いますね。
【疑問】
クリスマスプレゼントはキリスト教と関係がありますか?
【解説】
クリスマスプレゼントについても諸説あります。
まず、サンタクロースの由来とセットで、
①北欧神話の神が冬至の祭りに子供たちにプレゼントを渡していたこと
②ニコラウスが貧しい人々に自分の持ち物を与えていたこと
に由来するという説と、聖書的な意味として、
③イエス様誕生の時、東方の三人の博士たちが贈り物をしたこと
に由来するという説もあります。
何に由来するとしても、お互いに恵みを分かち合うことができればよいですね。
【最後に…】
クリスマス特集いかがでしたか?
今年はクリスマスのあれこれをわかって、是非とも聖誕を迎えたイエス様にプレゼントをしてはいかがでしょうか?
え??どうやって???
実は、良い方法があるんですよ~。
その方法は聖書に書いてあるんです
『あなたがたに言っておく。私の兄弟であるこれらのもっとも小さい者の一人にしたのは、すなわち、私にしたのである。』(マタイ25:40)
『だから、何事でも人からしてほしいと望むことは、人々にもその通りにせよ。』(マタイ7:12)
つまり、隣人に心を配って、こちらから何かをしてあげる、ということが、イエス様にプレゼントをしたことになるのです!
お金もかからず、心が豊かになりますよ。
是非ともお試しあれ!
では、皆さん、良いクリスマスを!
メリークリスマス!!