「わかってほしい」
と言いたかっただけなのに、
口から出たのは「もういい」 なんてことありませんか?
よくない。
自分でも、わかってる。
でも生理前の何日か、
気持ちより先に言葉が飛び出すことがあります。
こんにちは。薬剤師のミカです。
PMDDや強いPMSの話をしていると、
体のつらさと同じくらい、
パートナーとのすれ違いに悩んでいる方がいます。
涙が止まらない。
いつもなら流せる一言が、今日は刺さる。
言わなくていいことまで言ってしまう。
そして生理が始まるころ、
少し落ち着いた自分が戻ってきて、
今度は自己嫌悪。
感情、帰ってくる順番を
もう少し相談してほしい。
今日はそんなお話です。
「わかってほしい」だけでは、伝わりにくいこともある
自分の中では毎月起きていることでも、
相手には、その波が見えません。
何も伝えないままだと、相手には
「急に機嫌が悪くなった」
「何を言っても怒られる」
と見えてしまうことがあります。
こちらは、
「この時期だけでもわかってほしい」。
相手は、
「何が起きているのかわからない」。
同じ部屋にいるのに、
別々の説明書を読んでいる感じです。
だから、伝えるなら
症状の真っ最中より、比較的落ち着いている日に。
大事な話ほど、
空腹で疲れきった夜は避けたいところです。
先におにぎりや卵などを少し食べて、
お腹も会議に参加できる状態にしてから。
これ、地味ですが大事。
伝えるのは、病名より「起きること」と「助かること」
いきなり全部わかってもらおうとすると、
話すほうも、聞くほうも疲れてしまいます。
私は、二つに分けて伝えるのがいいと思っています。
ひとつ目は、
その時期に、自分に何が起きやすいか。
たとえば、
「生理前になると、急に不安になったり、
言葉が強くなったりする日がある」
「あなたを責めたいわけではないのに、
そう聞こえる言い方になることがある」
病名だけを伝えるよりも、
相手が見たことのある場面とつながります。
ふたつ目は、
そのとき、どうしてもらえると助かるか。
「今は話を続けない、と一度止めてほしい」
「一人になりたいと言ったら、30分だけそっとしてほしい」
「家事を一つ代わってもらえると助かる」
このくらい具体的なほうが、
相手も動きやすいです。
ただ、PMDDやPMSがあることは、
相手を傷つけていい理由にはなりません。
言いすぎたときは、あとで謝る。
次はどう止めるか、一緒に決める。
責める話ではなく、
二人で使う合図を作る話にできたらと思います。
東洋医学では「気の巡り」を見ることがあります
東洋医学では、
言いたいことが胸につかえる感じや、
感情が一気に外へ出るようなときを、
「気の巡り」という見方で眺めることがあります。
でも、
「気が巡っていないから仕方ない」
で終わる話ではありません。
いつから揺れたか。
何日くらい続いたか。
眠りや食欲はどうだったか。
人との関係に、どのくらい影響したか。
短いメモでも残しておくと、
自分の体を少し離れて見る手がかりになります。
パートナーにも、
「今月はこのあたりがつらかった」
と伝えやすくなります。
こころの症状が強く、
仕事や家事、人間関係に支障が出ているときは、
一人で説明の仕方だけを頑張らなくて大丈夫です。
婦人科で相談できますし、
精神症状が強い場合は、心療内科や精神科につながる選択肢もあります。
できれば、症状が出た日と月経の時期をメモして持っていくと、
相談の助けになります。
一度話しただけで、
全部伝わるとは限りません。
今日は、
「生理前にこうなる日がある」まで。
次は、
「そのときは一度、会話を止めたい」まで。
それでもいいと思います。
「わかってほしい」を、
わかってもらえる形に少しずつ。
LINEでも相談できるので、
自分の状態をどう言葉にしたらいいかわからないときは、
いつでも話しかけてください。

晴れの日も、雨の日も。
それでも私は、私。










