Welcome to the Kannon's World
今年もまた、出羽三山羽黒山伏星野文紘大先達にお供させていただき、
天河大辨財天社（奈良県天川村）の節分祭に参加させていただきました。
雪が残る天河大辨財天社境内
池も凍結
こちらでは、鬼は外！とは言いません。
天河社社家が役行者とともに祀られている前鬼後鬼の子孫と言い伝えられていること
また鬼は大いなる御宝をもち、全ての意識を超えて物事を正しく見るという古来からの信仰により
節分前夜、鬼の宿とよばれるご神事を執り行い、鬼を神様としてお迎えします。
社家にお布団を二組並べ、宮司と隣り合わせでお泊まりいただくのです。
翌朝水を張った桶に砂が入っていれば、鬼（神）様が手か足を洗ってお泊まりになったという証で
節分祭が執り行われ、その年の年男たちにより、福はうち！鬼はうち！と福豆が打ち祓い撒かれます。
万一水桶に砂が入っていなかったら…
これは本当に一大事で、宮司は辞職なさらなくてはなりません。
天河大辨財天社公式ページより拝借
神話でも童話でもない。
その地に連綿と継承され守られてきた、大切な大切なご神事なのです。
真剣さ。尊さ。
これがどれほどのことか。。。
村一帯の緊張と祈りを感じ、私の魂も深く振動します。
今年も無事に鬼神様がお泊まりになられ、節分祭が執り行われました。
大護摩の準備がされる早朝の境内
この清らかで凛とした空気感がたまらなく好きです。
神社には珍しいアンビエントなBGM
そういえば・・・
この聖域ど真ん中を突っ切る強者な一般参列者がおひとり。しかも往復してた^^;
節分祭が斉行される神殿へ
出羽三山羽黒山伏星野文紘先達率いる神子（女山伏）衆
年男さんたちによる豆まき
金平糖と福豆が入った小袋が撒かれます。
なかなかキャッチは難しい。私は下に落ちたものをそっと拾いました^^;
拝殿の五十鈴
特徴的な三つの球形の鈴は、それぞれ
いくむすび、たるむすび、たまずめむすび
という魂の進化にとって重要な三つの魂の状態（みむすびの精神）をあらわしています。
この五十鈴の音の響きによって、心身が深く清められ、魂が調和し本来あるべき状態に戻り、新たな活力が湧いてくると言われています。
片方の手で縄を少し持ち上げて、もう片方でぐるんぐるんまわすと鈴がなりやすいです。
その後境内にて大護摩神事が執り行われます。
大峯の山伏、出羽三山羽黒山伏星野文紘大先達率いる神子（女性山伏）、サウンドアーティスト岡野弘幹さん率いるメディスンドラム隊による所願成就厄除け採燈護摩厳修です。
音霊言霊でご神域がさらに次元上昇。
燃えがる煙や炎が龍や鳳凰のお姿に変わり大迫力です。
煙が双龍のようでした。
星野大先達。
今年が最後のお勤めでした。
山形県出羽三山と奈良県大峯山を祈りで繋いだ12年
その最後にお供させていただけましたことに、心から感謝でいっぱいです。
その場の全てを目に心に焼きつけておきたいと思いました。
私の中で、今回のキーは「つなぐ」でした。
そのことについては、また次回の記事で。
渡邊美香スケジュール
2/11 みもざの会オカリナレッスン
2/11 龍体フトマニ書の会
2/25 龍勾玉作成会（講師:大坪代表） / 龍体フトマニ書の会（講師:渡邊）同時開催（水戸市）募集中
2/27 オカリナレッスン（水戸）
2/28 オカリナレッスン（石岡）
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