●【11月・霜月】茶道は、季節感も大切!11月ならではのお茶会が楽しめます!
こんにちは、福島美香です。
季節ならではの特徴などを知ることで、新しい発見があって毎日面白く感じることができますよ!
11月は、千利休は「柚の色づくを見て囲炉裏(いろり)に」と言ったように、11月初旬の立冬になる頃になると、炉(ろ)が開かれます。
この開炉は「茶の湯の正月」ともいわれていて、色んなものが一新。
例えば、露地(ろじ)の垣根や樋(とい)や筧(かけい)は青竹になりますし、茶室では畳表と窓障子が新しく張り替えられて、炉壇も塗り替えられるのです。
そして、祝賀の道具を取り合わせて、主人が濃茶を関係ある人々にふるまいます。
これを「炉開き・開炉」(ろびらき・かいろ)といいます。
この「炉開き」のあとに、新しい抹茶を持ってきてくれる人(茶師)から届いた茶壺の口の封印を切って、濃茶をこねます。
これを「内口切」(ないくちきり)と呼ばれます。
そのあとに、亭主がまたその口を封印いて、「口切の茶事」をする度に2回、3回と封を切りますが、とても格式のある茶事で正午に行われ、「口切り」(くちきり)とされています。
日々の変化をその一瞬、その時に楽しめることができ、自分の毎日がかけがえのないものになりますよ!



