息子が不登校になり
学校に行くか、行かないか
そんな単純な答えしか導きだそうとしてこなかった
5年前の浅はかな自分にはがっかりしてしまいます。
5年経った今は、日本の教育に疑問を持ち、大人が言っていることは本当なのか?と問いを立て、自分なりの答えを導き出せる力を養ってほしいと思っています。
私は祖母の信仰した宗教の起源を調べるなかで、
宗教しかり、日本の歴史そのものが嘘だった…とたどり着き愕然としました。
それでも調べた事実が真実かは
私にはわかりません。
私が尊敬している学識のある方と話をしたとき
明治以降、富国強兵が始まって
寺子屋が寺子屋じゃなくなった…と
さらっと一言で表現されたのを聞いて
私はさすがだなって関心したのを覚えています。
日本の教育とは何か、真実は何なのか対比するにも、嘘だろうがまず知らなければ何も始まらないし、そこから真実を追求する姿勢がなければ、違和感やヒントすらスルーしてしまいます。
だからこそ、知ることと疑う経験が必要だと思っているので、私は学校に行く選択もありだと思っています。
息子の場合、小学5年で学校は刑務所よりひどい場所だと言い切り
中学では個性を潰す制服は嫌だと表現をし、徹底して違和感を示していました。
なぜ制服が存在するか、
ワーカーさんが息子に説明をしてくれたことがあったのですが、
その内容は、息子が学校に戻る理由が残らないような内容でした。
息子にとっては、ですが、制服に袖を通すことはないにしても、違和感を表現してくれて、よかったなと思える出来事です。
息子の不登校の要因は私も含めた大人への不振と
学校のシステムへの不満から、行かない選択になったと捉えています。
子どもの置かれた状況によっては、学校が居場所ないしは拠り所になっていることもあり、通いたくても通えない子もいるので、やはりその場合は、大人の後押しが必要になってくるんだろうと思います。
不登校を捉える大前提として、子どもに学校に行く、行かないを選択する権利があり、その権利を遂行することが親の義務だということです。
そして、不登校という行動に至るまでに
様々な要因を含んでいるからこそ
学校になんて行かなくていい
学校は行くべき
学校やフリースクールに行ってくれたと結果だけ見るなど
表面的な偏った答えや見方をせず
置かれた状況、その子の価値観などを踏まえて
対応していくもので、答えなどないと
不登校5年目、そして義務教育を残り1年とした今
私が感じるものです。