自分の状態や願いを言葉にできないこと。




そして、言語化できないことで起こる

他者とのすれ違と孤立感。




これが旦那の生きにくさなんだと

結婚22年目ではじめて知りました。




先日も私が

本を読んでいると知らない言葉が多すぎるんだよねと言うと




わからなくて困ることはないでしょ。

って旦那から返ってきたとき




ずっと困ってきた事実があるんだとハッとしました。




依存症、スリップって、ただ形になって表面的に現れた問題であって、それは単なる結果にすぎなく




その手前に、依存せざるを得ない要因が隠れてるんだと実感します。




それまでは、心の問題を抱えている私が変わればいいだけなんだと思ってきて、旦那のことは放置でした。



でもここ数年、いろんな方から生きにくいという内容の話を聞いてきて、旦那もよく生きにくかったと言うんだけれども、私には生きにくいという表現が何となくピンときませんでした。



そこから、私は不幸だったところはあるけど、結婚前までは特に生きにくさって感じたことがなかったことに気づいたのが、2年前ぐらいで




旦那の生きにくさはまったく別物なんだなと理解しました。




結婚した当初から旦那との会話の中で、なんか変…と違和感を感じ、周りにもかなり相談をしてきたものを



10年前依存症の主治医に、私の違和感の原因は発達障害だと教えてもらい、一応原因はわかりました。



けれど兎に角スリップがひどく、私には発達障害という域に意識を向ける余裕もなく




今やっと、神経系の分野からもアプローチをしてくれる先生に旦那も繋がりました。




先生の話を聞くたびに、そして前回のカウンセリングでの先生と旦那のやりとりを見てても、私には到底できないアプローチを見て、つくづく旦那への支援が必要だったと思います。




発達障害と心理的なトラウマがあるせいで

日常の些細な頼みごとにすらこうしてほしいって言えないものに、家族がアプローチなどできません。




この1年カウンセリングで



自分の願いをアイメッセージにし、

相手側の視点で伝わるように言語を変換するという複雑な過程のなかでら人と人がコミュニケーションを図っていることを再認識してきました。




特性がある旦那は、他者視点に変換することが苦手なのに、アイメッセージにすればいいと伝えたところで簡単にできる訳がありません。




相手の立場にたって発言するって私もできてないのうなもので、



旦那の特性を理解できつつあるんだから旦那に簡潔にシンプルに伝えたいことを伝えられるかと言えば、私は癖で内容を詰め込みすぎます。




先生にも、会話にまた伝えたいことを色々突っ込んでるねって苦笑いされるくらい、失敗の連続です。




そんな失敗続きでも、私が日常の会話で気をつけていることがあります。



それは子どもたちと旦那のコミュニケーションで、旦那の発言が伝わらなかったことで、子どもたちにスルーされるときです。



無視されてると感じ、傷ついてしまいそうな場面だけは



表現がおかしかったかもとか

聞こえてないよ!と旦那に伝えたりしています。




何でもそうですが、完璧を目指したら疲れるし

ストレスで確実に潰れるので、スルー力も必要で



結構、まぁ、ここはいっかなーって流すことも多いです。



今はコミュニケーションをうまくやるというより

私も頑張ってるんだから、お前も頑張れ!ってスタンスで私はいて



息子の不登校など内容が大事であればあるほど、伝わらないときは私がもどかしくなり、ブチキレることが多くなります。



きっと旦那のなかでは、順調であること、うまくいくことが良いことであり、なおかつ居場所になっていたり、理解されてると認識してるところがありますが



そんな簡単にうまくいくものではないからこそ



もみくちゃになっても、わからないからこそ理解しようとするあり方を知ってほしいから



いい奥さんだわ!

えらいわー、普通、ここまでしないよ!

って、旦那にわかりやすくアピールをします。



今の最優先事項は、コミュニケーションをうまく取ろうとするより、まず、旦那が孤立感を感じさせないことだなって思っています。