この1年くらい



私は、旦那との距離をあけながら

カサンドラ症候群からの回復を最優先しようとし




旦那は夫婦でギャンブル依存症を回復し続けたいと希望し




夫婦で依存症や発達障害への向き合い方、方向性が分かれていました。




私も一年前までは旦那と共に夫婦での依存症の回復を図っていたので




そこから、いきなり

距離をあけると言われても



特性がある旦那は混乱しただろうし



夫婦で回復したいと望むのも当たり前でした。




カサンドラ症候群の再発だとは思っていませんでしたが、、、




一昨年くらいの私は



いわゆる動物全般における本能的な

闘争か逃走かの反応の

闘争モードに常に入ってしまっている状態で



その状態から自力で抜けるのは無理でした…



心理、脳科学などの知識などを増やしてきたものを

自分に照らし合わせたとき



旦那の言動から追い込まれた結果であったとしても




自分の身体感覚や、旦那への反応が何より異常でした。




ここまでくると、旦那が問題でなくなり



身体が異常な反応をしてる自分が異常で

私が問題として扱わうべき状態でした。




だからこそ旦那のギャンブルのスリップも覚悟で

カウンセリングの先生のアドバイスに従って

距離をあける対応に踏み切ることを、旦那にも伝えてきました。



 

旦那が故意的に私を傷つけようとして傷つけてるわけではないし




私も私で、それを頭では理解しても、

旦那からの否定的な言葉に、拒否反応が出てしまう。




今もこのジレンマに私自身が悩んでいるところでもあります。




いまこの悩みは、カウンセリングで先生に吐き出さてもらい、その状況への対応を学んでいます。




そして先生が携わった発達障害当事者のクライアントの方たちの話を、先生が噛み砕いて伝えてくれることで




私は家族会などに参加はしていないですが

当事者ゆえの生きにくさ、困難さを知り




その方たちの生きにくさ、困難さ、苦悩を

目の前の旦那に当てはめて、理解をする努力はしています。




先生からは



依存症や発達障害の知識に、私や旦那の状態を当てはめたら絶対にいけない。



いまここで起こってる現状を理解するために

知識や経験を当てていきなさい



とアドバイスをしてもらっています。




それでも、日常では、交感神経から副交感神経に戻すために、呼吸や、コーピングに頼ってもお手上げで……



旦那は仕方ないって言葉で収まるけれども




自分が死なないために闘争を選択した私の交感神経は、とても攻撃的なエネルギーで



旦那を殺してしまうくらいのもの。



それを理性や知識で、

これは旦那の特性だから、本人も苦しいものだと

自分に言語化したとろころで



ひとりで副交感神経に戻す作業は至難の業なのです。




知識を増やせば増やすほど

アスペルガー症候群当事者の日常を生活するうえでの生きにくさは言うまでもありませんが




この1年、旦那の依存症と特性に向き合いつづけて

感じたことは 




当事者、そしてカサンドラ症候群のパートナー

各々が



頭と心と身体の反応が一致しないからこそ

言葉になりにくいしんどさを抱え




頼るべき、頼りたい相手が

自分の苦しさの原因だという残酷さと孤独感が




それぞれの立場でのしんどさを生み出す悪循環に陥ってしまうことを実感しています。




ただ一つ大きな変化で

昨日から旦那も先生のカウンセリングを受け始めました。



先生の旦那への対応を見ていて



私ではどうにもならない旦那の生きにくさに

そっと、丁寧に焦点を充てていく先生の寄り添いに

なんだか、涙が出てきそうでした。



夫婦でカウンセリングを継続していくつもりで




私も先生のような対応ができたらと思います。