偉人の子供時代の習慣を深掘りする–その23「読書の有益性と限界」 | 問題意識の教材化(MIK)ブログ

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今の「学び」を「〇〇のため」で終わらせずに、「〇〇とともに」にしていくために、問題意識を教材化して、日本の教育システムで閉ざされたものを開き続けます。



5月9日の一読は第3章の続きで「読書によって人間がつくられるーリンカーン、エジソン」までです。今回の内容は著者が読書の意義をかなり強調していたので、たしかに読書にはその性質はあるかもしれないが、逆に問題点をはらんでいることにも言及すべきだと感じました。なぜなら、読書の効用を強調すればするほど、「単なる本読み」に終わる可能性があるからです。


もちろん趣味として本をたしなむことは自由ですが、人間形成の観点から読書を位置付けようとすると、ただ本を読むだけでは説明不足だと実感しています。今回取り上げられていたリンカーンにせよ、エジソンにせよ、読者の有益性を語っているかもしれませんが、読書しかしていないわけではないはずです。


単なる本読みと本を活かす人の違いは何なのかを問わないといけないと思います。ちなみに私の考えは二宮金次郎の考え方に影響を受けています。