『人間形成における教材選択の視点』を深掘る-その5「人間形成における教材」 | 問題意識の教材化(MIK)ブログ

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今の「学び」を「〇〇のため」で終わらせずに、「〇〇とともに」にしていくために、問題意識を教材化して、日本の教育システムで閉ざされたものを開き続けます。


今日の一日一読は小野先生の本の序を読んでの気づきをまとめていきたいと思います。前回は人間が生きる上でくりかえすことがあってはならないという衝撃的な主張がありましたが、今回は思っていたよりも表現が柔らかくなっていました(笑)。


「教材の選択は、文化遺産の伝達と創造力の形成を課題としてすすめられる教育課程編成における主要なできごとであるが、その過程と内容は、くりかえしはじめからのやりなおしを要請する。人間形成の過程は、はじめがおわりであり、おわりがはじめとなるできごとの連続である。」(5ページ)


前回に比べて学校教育に対して譲歩の印象を受けましたが、それでも問題意識はブレてはないと感じる内容でした。明日から本格的に第一章から読み込んでいきます。