『手塚治虫のブッダ』を深掘りする-その15「真の弱肉強食」今日の一日一読は第二章「悪としての人間の存在」の続きでした。長いのでそのまま写真にしました。これはシッタルダとある男性のやり取りのようです。「殺し殺される」というのが自然界のオキテのように思えます。その典型は「弱肉強食」ですが、シッタルダは決してそうではないと言います。強い生き物が弱いものを食べるというのは自然淘汰であって、「欲望にまかせた作為的な争いや殺し合いとは違う」(44ページ)ことを思い続けることは大切だと思いました。