”スチームボーイから問題意識を教材化する” | 問題意識の教材化(MIK)ブログ

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今の「学び」を「〇〇のため」で終わらせずに、「〇〇とともに」にしていくために、問題意識を教材化して、日本の教育システムで閉ざされたものを開き続けます。

久しぶりにスチームボーイを見始めました。

そういえばブログで書いたことがあったということを思い出して見てみると、やはり観ていて感じたことを自分が書いていました(^^;)。

改めて主人公のレイが普通にしていることが現代では普通ではないことを実感しています。もちろん暮らしぶりだけを比較すれば、現代の方が圧倒的に優れているのですが、よくよく考えてみると、それを自分が作り出したわけではなく、単に金を払って得ているだけだということに気づかされます。

結局、自分にとって与えられた生活は十分に満喫できたとしても、それ以上を求め出すと、自分ではどうしようもなく、追加で金を払わないと新しいものを得ることができないという意味では、レイよりも不自由な自分を感じたりします。

市場経済が浸透して、金さえ払えば、たいていのものは手に入り、もっといえば買いに行かなくても自宅に届く時代になっている一方で、それでもスチームボーイの世界観に魅了されるところがあるのは、現代社会の中で、どこか満たされない部分があるのかもしれないと感じています。