『人工知能-グラフィックヒストリー』その94「宇宙とAI」 | 問題意識の教材化(MIK)ブログ

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今日の一日一読は「火星のAI」でした。昨日はエイリアンだったのですが、今回の内容はとても興味深かったです。単純に今回は読んでいて、想像力が膨らむ話だと感じたからです。


今回登場したのはNASAの探査車キュリオシティにインストールされたAEGIS(イージス)というAIです。

火星探査機キュリオシティが「岩をレーザーで吹き飛ばす」調査は、自律制御で行われている米航空宇宙局(NASA)は、火星探査ローヴァー「キュリオシティ」の自律運転を試みている。適切な岩盤を探し、レーザーで吹き飛ばして組成を調査する作業を自動化するのが狙いだ。そこからは地球上でクルマを自律走行させるのとは違う、宇宙ならではの利点も見えてきた。リンクwired.jp

これがどのような働きをしたかは人類にとっての宇宙捜査にはもちろん大事なことでしたが、人工知能の歴史から見た時には、著者がいう「キュリオシティが火星の裏側にいて地球からの指示を受けとれない場合や、地球との交信に十分な電力を確保できない場合のような、交信が制限されるか不可能な場合にAIは特に威力を発揮するのです」(201ページ)と書いていたのが非常に大事だと感じました。