「ごめん、こっちこそ…」


遅いかも知れないが、一応謝る。


但し、目は合わせられない。

心待ち、頬が熱い。


こんなのは苦手だ。


卵焼きよりも苦手に違いない。



こんなことなら、気まずいままの方が良かった。…いや、しかし、自分には〈計画〉があるのだった。




「晃輝… ごめん…」


〈テルさん〉ではなく、名前で呼んだ。


そして。


「ワッ!ちょ、ちょっと、ミヤ…?」


思い切って、晃輝に抱きついてみた。


〈甘える〉って、こんな風にすれば良いの?