週末なのでお店です!
江戸小紋染師の小林 義一氏をお招きし、型付けの実演や、江戸小紋にまつわるお話などなど!


江戸時代からの技法そのままに染められた手付けの江戸小紋。江戸小紋の着物は帯合わせによって雰囲気の変化を楽しむことができ、礼装やお茶席からちょっとしたお食事など、様々なシーンで広く重宝するきものです。会期中は、貴重な伊勢型紙で型付けした、微細な美しい江戸小紋が一堂に会し、素朴な雰囲気の伝統柄から着る人らしさを表現できる遊び柄まで、豊富な中からお選びお楽しみいただけます。「揺らぎの美」と言われている江戸小紋の本物だけが持つ味わいある表情をお楽しみください。

江戸小紋の歴史

小紋染めの発祥には諸説ありますが、江戸時代初期には、紀州藩の保護奨励と型紙商人の努力により伊勢型紙の小紋は隆盛を極めました。特に武士の裃用小紋の需要が高まり、参勤交代により江戸城内に集まった全国の大名家はその装束に気を配り、藩ごとに裃の小紋柄を定め、これらを定め小紋、御留柄、として一般の使用を禁じていました。

江戸も中期となると一般庶民のなかでも小紋染めのきものが流行り、大根、松葉、団扇などをデザインした洒落た柄が生まれている。明治に入り、化学染料が輸出され小紋は全盛期を迎え、新政府に対する気概を胸に抱く江戸っ子の趣味に合う復古調の柄が流行し、紋付き等に格調高い小紋が染め出されました。昭和30年「江戸小紋」として重要無形文化財に指定されています。

今日も終日お店におります!