少し前の記事で、ギブソン社のセミアコやフルアコ(アコースティックボディーのエレキギター)について触れましたが、そのシリーズの中に、今も高値で取引されているビンテージ・ギターが有るのをご存知でしょうか?
中でも取り分け有名なのが、「ジョニー・スミス」。レスポール同様、当時の凄腕ギタリストの名を冠したモデルなのですが、その高い知名度とは裏腹に、ご本人や作品については、殆ど知られていないのが実情。
それじゃあ、という事で、本日はジョニー・スミスの名盤「ヴァーモントの月」を聴きながら、彼の音楽について“あーデモ&コーでも”してみたいと思います!
(^^♪
(^^♪
Moonlight in Vermont
01.Where Or When
02.Tabu
03.Moonlight In Vermont
04.Jaguar
05.Sometimes I'm Happy
06.Stars Fell On Alabama
07.Nice Work If You Can Get It
08.Tenderly
09.Jaguar(alternate take)
10.Ghost Of A Chance
11.Vilja
12.My Funny Valentine
13.Yesterdays
14.Cavu
15.I'll Be Around
16.Cherokee
02.Tabu
03.Moonlight In Vermont
04.Jaguar
05.Sometimes I'm Happy
06.Stars Fell On Alabama
07.Nice Work If You Can Get It
08.Tenderly
09.Jaguar(alternate take)
10.Ghost Of A Chance
11.Vilja
12.My Funny Valentine
13.Yesterdays
14.Cavu
15.I'll Be Around
16.Cherokee
1952~1953
如何でしょうか?
いやいや、実に見事なテクニックですよね。ギターはまったくの独学ながら、ジャンゴ・ラインハルトの奏法を洗練させ、さらに抒情性を加味したそのスタイルは、まさに彼ならではのもの。そこから生み出されるメロディアスなフレーズと、揺らぎをたたえたサウンドは、聴き手の心を魅了せずにはおきません。。
いやいや、実に見事なテクニックですよね。ギターはまったくの独学ながら、ジャンゴ・ラインハルトの奏法を洗練させ、さらに抒情性を加味したそのスタイルは、まさに彼ならではのもの。そこから生み出されるメロディアスなフレーズと、揺らぎをたたえたサウンドは、聴き手の心を魅了せずにはおきません。。
特筆すべきは、ジョン・スミスの作品の多くがブルージーな色合いを帯びていること。これはおそらく、彼の音歴が、ヒルビリー・バンドに端を発しているからだと思われます(ヒルビリーというのは、カントリー・ミュージックの一種で、主に山間部に住む人達によって受け継がれて来た音楽。カントリーより素朴で、アーシーな味わいがるのが特徴)。
興味深いのは、アメリカでは人々の心に郷愁を呼ぶカントリーが、日本においてはむしろ不人気の原因になりかねないこと。これはそのまま、日本におけるカントリー・ミュージックの受け皿が如何に狭いかを物語るものだと思います(例えばジャズやロックのビックスターの名は何人でも挙げられますが、いざカントリーは?、となると、私を含めた殆どの方は、ジョン・デンバーぐらいしか思いつかないのではないでしょうか)
^^;
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それでは作品の方に入って参りますが、まずお伝えして置きたいのは、本作では三人のテナー奏者が、曲によって別々にフューチャーされていること。その順番を挙げておきますと、01~08がスタン・ゲッツ、09~12がズート・シムズ、13~16がポール・クイニシェットとなっていて、この名手達のテイストの違いを、一つのアルバムでじっくり味わうことができるのも、本作ならではだと思います。
して、お次はタイトル曲の「ヴァーモントの月」。長く親しまれて来た名曲だけに、曰くやエピソードには事欠かないようですが、私が面白いと思ったのは、作詞のジョン・ブラックバーンも、作曲のカール・スースドルフも、この曲を大ヒットさせた歌手のマーガレット・ホワイティングも、実はヴァーモント州には縁もゆかりもない人達なんですね。
(・・;)
もっとも、ブラックバーンだけは何某かの係わりはあったようですが、ロサンゼルス出身のホワイティングに至っては、雪すら見た事がなく(笑)、歌詞の中のある単語のイメージがつかめず、ブラックバーンに別の単語へ置き換えてもらったのだとか。しかしそれが功を奏して、雪の無い地方でもこの曲が愛聴されるようになったわけですから、勿怪の幸い、と言うべきでしょうか。
(^^)
≪オマケ!≫
せっかくなので、雪を見たことが無かったマーガレット・ホワイティングが歌う「ヴァーモントの月」も、ドウゾ!
せっかくなので、雪を見たことが無かったマーガレット・ホワイティングが歌う「ヴァーモントの月」も、ドウゾ!
(^^)
では、また!
(^^)/
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