元夫との話し合い② | 数年前、夫がうつ病に…そして今、我が家に深刻な問題がおきました

元夫との話し合い②

ひとつだけ、夫に確認したいことがあった。

都営住宅に、一緒に住むつもりでいるのかどうか。

「それはない」との答えに、ホッとした。
でもそのあとの言葉に、あきれた感覚に近いような感情があった。

「働いて、民間の住宅を借りて、家族で住みたいと思ってる」


あれから何年たっている?

この人だけが、まだ時がとまっているような気がした。
この人のいう家族という形は、たった一つに個立されてるような気がした。


この住宅に申し込んだのは去年の8月。あの頃夫の収入が途絶え、このままではまずいと思って申込んだもの。
2ヶ月今の職場に就いたから、そんなことが言える。

腹がたったわけではない。
あきれたわけでもない。

夫が言うこと、すべてに返す言葉があった。

そして今回、
夫として、男として、物理的には頼ったとしても、精神的に頼ることはないと、はっきり言った。


時がとまっている夫と、先に進んでしまってる私の話し合いは、結局時間だけがすぎていく。

落ち込んでいく夫につきあっている時間はなかった。
あと数時間で、花嫁介添えの仕事にでなければならなかったから。

最後にもう一つ、きこうと思っていたことがあった。

「私に頼ってる?」これは金銭のことではない。

以前母が、夫が私を頼ってると言った。それがひっかかると。

夫からの返事はなし。
でも、顔をみればすぐわかる。

愕然とした。

子供たちに会えなくなることに、どうしようもないくらい落ち込む夫が、ポツリと
「働く気がなくなる」と言った。

予想通りのことだったが、さらに愕然としてしまった。