母が決めた道を歩むことが

辛くて仕方なかった。

でも母に逆らうことも出来なかった。

何故かムダに?男気があった私は、

辞めるなら筋を通すべきだ!と思いw

覚悟を決めた。

中学までは義務教育だから

仕方ない。

中学を卒業する時にちゃんと辞める!と。


決めた。

辞めるまでは腹をくくって頑張った。

皆優しい人ばかりで

辞めることを決めたのに会うことが

裏切ったみたいで辛かった。

ずっとウソをついてるような気持ち。

でも絶対に辞める覚悟だったから

ブレることは全く無かった。


何故こんなにも辞めることに対して

覚悟が必要だったかと言うと、、、


その道を辞めるということは、

その世界の人達とは

・会ってはいけない
・話してはいけない

挨拶さえもNGと教えられていた。


それは

家族であっても。


だから相当な覚悟の上だった。


中学を卒業した日


その日、家に帰ると


まだ誰もいなかった。


私は家の電話から


上の立場の人に直接電話をした。


心臓が出てきそうなほど
バクバクと音が聞こえる。


全身が熱くなる程に緊張した。


なんて言われるだろうか、、、
すごくこわかった。


相手が電話に出た。


名前を告げ

辞めたいという話しを
ダイレクトに話した。


相手は至って冷静で
「お母さんを交えて話し合いをしましょう」
と言われた。


こわかった。


その冷静さがこわかった。


でも絶対にここは逃げてはいけないと
子供ながらに感じた。


中途半端ではなく
もう私は自分の道を歩くと決めたから
どこまでも真正面から戦う姿勢だった。


ばっちこい話し合い!

そんな気持ち。笑


でもそれは、、、、


想像より遥かに辛かった。



その世界の人達2人と母
VS
私(15歳)


そんな感じで
とにかく私を戻す為に
あらゆる角度から話をしてくる。


辛かった。



何よりも
母の悲しい顔が辛かった。


こんなにも大好きな母のことを

悲しませたくなんて無いのに

それでも自分の道を歩きたかった。


心を鬼にして戦った。


まさかの話し合いは
2ヶ月に及んだ。


そしてやっと辞めることが
認めてもらえた。


でもその世界の人達には
私が「道に反することをしたので
除籍されました」と伝えられた。


私は何も反することをしていない。


筋を通す為に
辞めるまではキッチリと
禁止事項を守ってきた。


悲しかった。



でも、もう良かった。



やっと解放されたんだ、と。


その世界の集まりは
週に3回と
それに伴う活動も週に2回くらい

もう行かなくて良いんだ、と。


これで私は幸せになったんだ、と


思っていた。


辛い地獄の始まりだった。