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強権的な独裁者でなければ治めきれないほどの広大な国土を持っているのに、さらに領土拡大を目指す。
強いことが良いことだという単一価値観に染まり、独裁政治の檻の中に自ら囲いこまれてしまう。
今、ロシア人の出国ラッシュがあるという。
在日ロシア人も帰化ラッシュらしい。
皆さん、えらくハイスペック。
祖国がある時から急激に北朝鮮化していく事への恐怖感が彼らをつき動かしたのだろう。
そうなるとロシアには、何処にも行けない人たちと、政権側に盲信的な人達が澱のように溜まっていくのか。
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杜甫が、いにしえの漢の武帝になぞらえて、政権(唐の玄宗皇帝)批判をした漢詩「兵車行」
領土拡大政策にかり出される人民の苦しみを詠んだ詩。
漢文の教科書にも載ってるよ。

兵車行 杜甫

車轔轔 馬蕭蕭 
行人弓箭各在腰
耶娘妻子走相送
塵埃不見咸陽橋
牽衣頓足攔道哭
哭声直上干雲霄
道傍過者問行人
行人但云点行頻
或従十五北防河
便至四十西営田
去時里正与裹頭
帰来頭白還戍辺
辺庭流血成海水
武皇開辺意未已
君不聞
漢家山東二百州
千村万落生荊杞
縦有健婦把鋤犂
禾生隴畝無東西
況復秦兵耐苦戦
被駆不異犬与鶏
長者雖有問
役夫敢申恨
且如今年冬
未休関西卒
県官急索租
租税従何出
信知生男悪
反是生女好
生女猶得嫁比隣
生男埋没随百草
君不見 青海頭
古来白骨無人収
新鬼煩寃旧鬼哭
天陰雨湿声啾啾

<現代語訳>
車はとどろき、馬はいななく 
出征兵士の腰には弓と矢
父母や妻子は走って来て見送る
舞い上がるほこりに咸陽橋も(かすんで)見えない
衣にすがり、地団駄踏んで、道をさえぎって泣く
泣き声はまっすぐに(天に向かって)上り、大空の果てを突き刺す
道の傍を通り過ぎる者が、出征兵士に問えば
徴兵がしきりにあるのです、と言うばかり
ある者は十五歳から北方黄河を守り
ある者は四十歳になっても西方で屯田兵となっている
出征するとき、村長が頭を黒い布で包んでくれる
帰って来れば白髪で、また辺境を守る
遠い国境地帯、流血は(おびただしく)海となるも
漢の武帝は国土を広げる気持ちを今でも捨てない
聞いているだろう
漢の山東地方の二百州は
どこも荒れ果て茨が茂る
たとえ気丈な婦人が鋤(すき)や鍬(くわ)を取っても
稲は田畑のあぜ道に生え、東も西も分からないほど(に荒れている)
ましてや苦戦に耐える(と評判の)秦兵(長安地方の兵士)は
戦争にかり出されること、犬や鶏と変わらない
ご老人が尋ねて下さっても
出征兵士がどうして恨みを申し上げることができよう
ましてや今年の冬などは
今でも関西の土地(函谷関から西、つまり長安地方)から徴兵は続いている
県の役人が租税を出せとせいても
租税はどこから出てくるのだろう
ようやく分かったことは、男を生むのは悪いことで
いっそ女を生む方がいいということ
女を生めば、まだ隣村に嫁にやれる
男を生んだら、(屍は戦場の)雑草に埋もれてしまう
ごらんなさい 青海のほとり
古来から(戦死者の)白骨を拾い集める人はいない
亡くなったばかりの兵士の霊魂は怨みもだえ
亡くなって月日のたった兵士の霊魂は泣いている
空が曇り、雨がしとしと降るとき、(聞こえるのは)戦死者の魂がむせび泣く声

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ウクライナの国歌

重々しいメロディーに悲壮な決意の漂う歌詞。
ロシア国歌の明るいイケイケな感じとは対照的。

戦争がもたらすものは破壊と殺戮。
豊かな国土を荒廃した焦土に変えることをプーチンの言葉では人道支援と呼ぶらしい。
70近いジジイののエゴで、何万人もの未来ある若者や子供たちが死んでいく。

完全な人間なんて存在しない。
どんなに完全無欠に見えるリーダーでも過ちを犯すし、長い間権力の座にあれば、権力の亡者となる。

日本人のいいところは、手のひら返しと権力者に対する基本的な嫌悪感だと思っている。
権力は必ず腐敗することを本能的に知っているのか、政権が長引けば次第に支持率は下がっていき、影で権力を振るう者は悪者として扱う。
お得意の重箱の隅をつつくような粗探しで、検察や選挙の力を利用して権力の座から追い落とす。
なんと健全な❗
誉めてるんですよニヤリ
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近所のスーパーのウクライナ募金箱があっという間に満杯になる。
おかげさまで私の財布も常に小銭ゼロの身軽なもんです。
遠く離れた極東の地からも心は寄せられています。
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