心理カウンセラー
本日のクライアントは野呂
さんです。
ピンポーン
野呂
さん
ご来院いただきありがとうございます。
本日はどうされましたか。
私…変なんです。

確かに…![]()
あなたが生物学的に猫に分類されるのは変ですよね。
ちっ
殺すぞ![]()
![]()
![]()
オホン
失礼…
それでは改めてどうされました![]()
私、薄情な猫なんです。
情は薄くても脂肪は厚いですよね。

実は4年前に、いずれ
食べようと思っていた
チャッピーが亡くなり昨年11月に
麻呂が旅立ったの。
そして4月には
まりぃが![]()
麻呂
の時は
癌で急激に衰弱し苦しんでるのに何もしてやれず深い悲しみと後悔が
波のように押し寄せた。
だけど、まりぃ
の
旅立ちは、いつかはと覚悟をしていたとはいえ16年も一緒に過ごした家族なのに…
誰よりも大切だった筈なのに…
悲しみが静かに沈んだまま動かないの。![]()
実感が湧かず、今も家の中の何処かで粗相
してる気がするの。
分かりました。
いつか食べようと思っていた
チャッピーを
食べそびれ、そしてシェルター時代から腐れ縁の麻呂
の急逝に続き、まりぃ
と立て続けに
不幸が続いたんですね。
辛い経験をよく打ち明けてくれました。
それでは、あなたの悲しみの源にそっと触れてみましょう。
では、あなたの悲しみを順番に遡り心の深淵に耳を澄ませてみましょう。
先ず
チャッピーさんを思い浮かべると、どんな姿が映りますか
![]()
チャッピーが苦しんでいます。
それはどんな苦しみですか![]()

かぁちゃん
が、チャッピーを
握ったまま
寝落ちして呼吸困難に陥っています。
…あっ。そうですか。
では次は
麻呂さん。
どんな姿が思い浮かびますか![]()
藻掻いてます。
苦しんでいます。![]()

あっ![]()
それ、私もよくやられます。
では最後に、まりぃさん
に想いを馳せましょう。

まりぃ
さんはどんな猫でしたか![]()
まりぃ
は…
ちゅ〜る中毒の『おくり猫』でした。
目を閉じると、どんな姿が蘇りますか![]()
父ちゃんのソファに
生産して彼の世へ
送る準備をしています。
野呂
さん。あなたが悲しみを実感できない理由が分かりました。
あなたは短い間に麻呂
とまりぃ
、大切な家族を喪い無意識のうちに、心が悲しみの防波堤を築いているのです。
深い悲しみに心が壊れないように深層心理が急激な寂しさでは無く少しづつ、ゆっくりと実感していけるよう心にブレーキをかけ、哀しみの波を緩やかにさせているのです。
特にまりぃ
さんの様に
悪行の限りを尽くした、手のかかる子は悲しみより身体と
の安堵が先にくるんです。
これは人間界も一緒。
介護や看病を長くしてきた人は悲しみより先に緊張感がほどけ解放感に包まれることがある。
その一方で、その感覚に罪悪感を抱く人も少なくありません。
だから野呂
さん。
あなたは決して冷たくも薄情でもありません。
愛情が深いが故の自然な反応です。
体重は変わらなくとも心は軽くなったと思います。
では、
夜空の向こうで星
になった「愉快な仲間![]()
![]()
」たちへ届けたい
想いはありますか![]()
チャッピー
麻呂
まりぃ
、ありがとね。忘れないよ![]()
生まれ変わったら寄り道せずに真っ直ぐ
帰ってくるんだよ![]()

野呂
みんな〜![]()
![]()
![]()
もうすぐ美偉
が行くからよろしくね![]()

美偉
おいッ![]()
オレ様は、まだ4歳だぞ![]()
どう考えても
お前が先だろ![]()



