本当の自分で生きる達人 福田美弥です。


〈私の世界観シリーズ〉


「私の過去③ ~勘違いされる人生」



※このお話は、こちらからの続きものです


「私の過去① ~声が出せなかった私」

「私の過去② ~本当の言葉が伝えられない」





私が声を出せない人生を生きていた時、

周りの人に勘違いされることが多かったです。



「これが欲しい」と言わないから、欲しくないんだと思われる。


「嫌」だと言わないから、嫌じゃないと思われる。



どう思っているのか言葉で言わないから、
「何を考えているのか分からない人」と思われる。


「あなたと一緒に遊びたい」と言わないから、
違う人から誘われて付いて行く。


高校生の時に、何となく所属していた大きなグループは、
入学から日が経つと段々と小さく分かれていきました。


その中で全然合わないタイプの子達が数人で帰宅する時に、

私は「一緒に帰ろう」とも言わずに黙って後ろから付いて行き、その子達が「気持ち悪いな。」とコショコショ話をしているのが聞こえてきました。

確かに不気味な行動です(笑)

それでも、私は話すことができなかったのです。



小学生の時には、優等生だったので同級生から苛められることはなかったのですが、

他の学年の子からイヤなことを言われることがありました。

全然知らない子から小石を投げられたり、
何か言われたり、

それは私の容姿が少し変わって見えたという理由でしたが、

私はそういうものは反応しなければいいと分かっていたので、何事もないかのように振る舞いました。

その子達を完全無視するのです。

そうすると、その時だけで終わっていきました。

そうして私は、外では素知らぬ振りをして、家に帰って泣いていました。



2歳年下の弟の友達に、「バカちゃう」と言われて物凄く腹が立った時にも

「バカって何よ」と震える声で言い返すのがやっとで、

「バカも知らんのか、ほんまバカちゃう。」と言われて、後で悔しくて泣きました。


本当は「バカなんて言われる訳はないわ!!」と怒りたかったのですが、怒れなかったのです。



学校でも、先生に対して従っていたけれど
心の中では同意してなかったのに、
先生には従順な生徒と勘違いされることもありました。


そうすると、得をしているようでも自分の不快感は増していきました。








怒ってない時に、「ごめんね。」と謝られたり、

嫌じゃないのに、「嫌だったよね。」と言われたり、

自分の気持ちを言わないから、

表情に出さないから、

相手に気分が悪いのだと勘違いされることが多かったです。



怒っているのに、表現しなくて

悔しいのに、うっすらと笑って、

相手に不快感が伝わっていないことも多かったです。



自分が自分の気持ちを表現する
=言葉にする

ことを怖れたせいで


勘違いされて悲しくなることを積み重ねていきました。


そうして出さないで溜まっていった感情で

身体の調子がおかしくなり、


日本を飛び出したいほどまで追い詰められたのです。



次の話へ続きます~




今日も読んで頂きありがとうございます。