中絶手術を終えた翌日から、出血が始まりました。
色は真っ赤で生理2日目～3日目の量が1週間くらい続きました。
１日に何回もナプキンをかえる程で、これが普通なのかよくわかりません。
次の産婦人科は、手術の2週間後です。
彼はというと、安心しきっている印象を受けました。
敢えてなのかメールも当たり障りのない内容。
私は彼に、つわりで4㌔痩せたことを伝えました。
彼自身も心配で3㌔痩せた、と返信がきました。
彼がダイエットで毎朝、歩いて出勤してることを知らずにいた私は、心配してくれたことにぬか喜びしましたが。
考えちゃうのは、
“二人遠距離でなければ中絶手術の時、彼は私のそばにいてくれたかな？”
ということ。
私はどこかで彼に期待しちゃってるんです。
嘘でもいいから、
“手術の日、会いに行こうか？”
って言ってほしかったです。
私にそれほどの価値はないし、魅力がないのはわかっています。
私にとって中絶手術は、心底悲しいものです。一生忘れません。
どうしても彼からは、赤ちゃんに申し訳ないといった気持ちがないように感じられるのです。
“彼は妊娠や中絶にちゃんと向き合ってくれないから、人としてどうなのか？”
と私が思ってしまうのも、私が彼をただ責めたいだけで、問題を別の方に向けているようにも思います。
―もし彼の奥さんが妊娠して、何かの理由で中絶することになったら、彼はどんな気持ちになるだろう。その赤ちゃんに対しても彼はこんなにドライなのかな―
彼とメールしてても、中絶が私一人だけのことのように感じられ悲しくなります。
子供は女一人じゃ作れないのに。
妊娠を伝えてからの彼の出方によっては、私は彼に辛いとか悲しいとか素直に気持ちを吐き出したかもしれません。
彼にしたら、
手術前は“対処する案件ができた”
手術後は“それを片付けた”
みたいにまるで一つの仕事を終えたように思ってるんじゃないか、とさえ感じます。
愛されてないのが悲しくて悔しくて、こうやって彼を責めてしまう私がいます。
自分が自分で面倒くさくなります…
渦中にいると、客観的に見れなくなりがちです。
私は彼にメールすることで、彼を暗い気持ちにさせてしまう気がして、メールをひかえました。
そしたら、彼からメールがきました。
手術を終えて2日後の夜中0時半でした。
“体調どう？心配で今も眠れずにメールしてます”
私は“嘘だ～！”と思いつつ、気にかけてくれたことが嬉しくて、つい明るく返信しました。
しかし、私の心の中はちっとも大丈夫じゃありませんでした。