◆生の舞台やコンサート
◯ Ballet The New Classic@新国立劇場中劇場
写真家井上ユミコさんとKバレエプリンシパル堀内さん主催の公演、第2弾。会場は初回の恵比寿ガーデンより遥かに良かったです。やはり元から劇場である会場のほうが良いですね、バレエを観るには。
今回もやっぱりとてもおしゃれで挑戦的なプログラムと舞台美術。ただちょっと私にとっては「バレエを見せるショー」に寄せた感じはありました。お目当てのひとりであった祥子さんの動きはやはり素晴らしくて,視覚障害の女性を踊られたのですが、祥子さんにプティの「ダンシング・チャップリン」内の「ライムライト」を踊って欲しくなりました。(初演時にはアルティナイ・アスィルムラートワが踊った役です。)
◯ 世界バレエフェスガラ
大変大変大変見応えがありました。元々コンテは大得意ではないのですが、ガラに出してくれる作品は既に定評もある既知のものも多くて見やすいので古典とも程よいバランスでした。古典の中ではドロテのジゼルがとても好きでした。オペラ座のエトワールにだけ脈々と伝承尾されてきた質感を感じました。昔来日公演のガラで見たカロル・アルボのジゼルを思い出しました。ファニーガラは6年ぶりのせいもあるのか気合い入りまくりで,再演して欲しいほどの濃いバヤデール笑。
◯ 谷桃子バレエ団「レ・ミゼラブル」
YouTube開設で大人気となりチケット入手が結構大変になったバレエ団。レ・ミゼはずっと気になりつつやっと観られました。新国からゲスト出演井澤さんの回にしました。(ここ実は「大人からバレエ」クラス設置先駆けカンパニーのひとつだと思っています。私が大人からバレエを最初に習ったのはこちらです。高校生の時。なので高部さんや伊藤さんの踊りは生徒さんだった頃から拝見していて、親近感のあるバレエ団です。)
◆映画
◯ BORELO
ラヴェルをめぐる女性達を綾糸のように織り込みながら描く生涯。記憶障害が出てきてからの描写,特に手術にはやはり辛いものがありました。20代の頃に2階から落ちて頭も怪我したエピソードは敢えて入れたのかなと思いました。小尻健太さんが出演されて大変印象的だった音楽劇「ラヴェル最期の日々」を思い出しながら観ました。あれもう一度見たいなあ。映像残して欲しかったです。
◆美術館
◯ 内藤コレクション・写本@国立西洋美術館
あんまり美しくて図版(セレクト版)とかグッズとか書いすぎてまたものが増えてしまった!だって綺麗なんだもん。