11月末、染色体検査の結果を聞きに、
夫と2人で病院に行きました。

私は、この病院を受診する前に、
ほぼほぼターナー体質なんだろうな、
と覚悟をして受診をしていました。

夫は、私が心配しすぎなだけなんじゃないのー?ま、調べてもらって何もないってわかって安心できるならそれでもいいけど、ぐらいの気持ちでいたんだと思います。
なので、ターナー体質がどんなものかもよく調べていませんでした。
夫が育児に協力的でないわけではなく、
私を否定してるわけでもなく、
基本楽観主義者なんです。
私が考えすぎてしまうことが多いので、むしろこのスタンスでいてくれることはありがたかったです。

そして、診察室に呼ばれると、
まず先生、ご主人は初めてですよね…?
今回の検査が何を検査したかはご存知ですか?と。
染色体検査がどういうものなのか、血液検査で何を調べたのかを夫に説明をし始めました。
いきなり告知するのは言いにくかったんでしょう。
もうこの時点で、私も夫もこの切り出し方はなにか異常が見つかったんだろう、とわかっていました。
だって、先生とっても言いづらそうに話すんだもの。
けど、先生が本当に優しい人なんだと、気遣いがすごく感じられて、前に低身長の専門医にかかった時は嫌な思いしかしていなかったのでこの先生に今後も診てもらえるならよかったなー、なんてどこか上の空で先生の話を聞いていました。

そして、染色体検査の結果をみせてもらいました。
「ターナー症候群の疑い」
としっかり書いてありました。

やっぱりそうか…と、
やけに冷静な自分がいました。

そのあと、ターナー体質とわかったから
今後どんな検査をして、どんな治療をしていくのかの説明を受けました。
そして、先生、
「お母さん、事前に調べたって言ってたから、ターナーちゃんだとこう!とか沢山書いてあるのを見てきたと思うけど、アルちゃんはアルちゃんだからね。ターナーってわかったからって何も変わらない。今までのアルちゃんですよ。」
って

そうだよなぁ、と思いました。 
目の前にいるアルちゃんは何にも変わらない。
ただただ可愛い私の娘だわ、と。

けど、先生肝心なことはなかなか言いません。言うタイミングが難しかったのか、今すぐ言わなくてもいいと言う考えだったのか。
自分から聞きました。
やはり、妊娠するのは難しいんですよね?と。
とても答えづらそうに
「そうですね…。今のところ難しいと思います。ただ、妊娠出産だけが女の人の人生ではないですし、医学も日進月歩。本当に急速に進歩してますからアルちゃんが大人になってる未来どうなってるかはまだわかりませんよね!」
と、言ってくれました。

覚悟はしていたものの、自分から質問したくせに、やはりこの時は涙が溢れ出てしまいました。
すでに娘は
将来、私お母さんになる!!
と言っているので、この事実はどうしてもすぐに受け止めるのは難しかったです。

けれど、私も夫も比較的しっかりと受け止められたのだと思います。
なりやすい病気などもあるけれど、今後定期的に病院で診てもらえるなら安心だよね、ちゃんと調べてもらって気づけて良かったよね、と2人とも思うことができました。
親の私たちのできることは今までと何にも変わらない。
寄り添いながらこれからも成長を見守っていこうと思っています。